2021年7月17日土曜日

betty’s glass gallery


charanの夫です。
 
私の妻、charanは若い時から美術工芸品のようなものを作ることが好きでした。
1970年代半ば、私の転勤により家族で米国に暮らしていた時に妻はステンドグラスの作品作りに出会いました。そして、帰国後もステンドグラスの制作を続け、その後、ガラスフュージングの作品の制作に取り組み、闘病中の最後の時期には新たにスペインタイルの作品作りに取り組みました。
 
このか月近くの間、私は家に残された妻の作品の整理をしていました。私は妻と違って美術的センスがなく、どの作品がどうなのかよく分からないため、この作業には苦労しました。しかし、私なりに整理をし、この山荘の離れの小さなログハウスに作品を展示し直しました。
 
そして、この機会に、この小さなギャラリーを「betty’s glass gallery」と名付けました。「betty’s glass」はガラスフュージングなどのガラス作品を販売する妻のWeb上のショップの名前でした。
 
<離れのミニ・ログハウス 2021年7月>
 
また、このgalleryの看板も作ることにしました。妻が病気の最後の時期、残された時間が次第に少なくなって行く中で、妻の生きる力、心の支えの一つになっていたのがスペインタイルの作品作りに取り組むことでした。そのスペインタイルを指導してくださった、スペインタイルアート工房の代表、船戸洋子先生に依頼し、相談して、看板を作っていただきました。
 
その看板が出来上がって来て、先日、離れの小さなログハウスのドア横に取り付けました(下の写真)。
 
<「betty's glass gallery」の看板 2021年7月>
 

展示ができたギャラリー内の写真を何枚か撮りましたので、下にアップします。
 
<ギャラリー室内の南東側 2021年7月>
 

ギャラリー室内の東側 2021年7月


<ギャラリー室内の西側 2021年7月>


<私の愛用のクラシックギター 2021年7月>

この13畳程のログハウスは10数年前に元々我々夫婦二人の趣味の部屋、つまり、妻の作品のギャラリー兼私の趣味のクラシックギター練習室として建てたものです。それは今も変わらず、ここで妻の作品に囲まれて私はクラシックギターの練習をしています。

2020年10月16日金曜日

妻との思い出の一つ


charanの夫です。

charanとの思い出の一つを私のブログに記事として掲載しました。
よろしければ、ご笑覧ください。

こちらです→『妻への最後のギター演奏


2020年10月6日火曜日

お知らせ


このブログの筆者、charanは8月26日に帰天しました。

葬儀ミサ(告別式)は8月31日に東京都内のカトリック小金井教会にて家族葬にて執り行いました。

charanは2017年12月に大腸に癌が見つかり、緊急の大きな手術を受けました。既にステージ4で、その後、抗がん剤治療を行ってきました。そして、今年6月末に、本人が最後の時間を過ごす場所として希望していた東京都内の聖ヨハネホスピスに入院しました。8月26日未明、静かに天国に旅立ちました。

charan 2008年6月29日撮影

このブログをご覧になってくださった皆様、また、これまでcharanとご交流、お付き合いいただき、また、サポートしていただきました皆様に、夫として心から感謝し、お礼を申し上げます。


charanの夫

2020年10月6日、記



2020年6月13日土曜日

rainy day

11日、関東甲信も梅雨入りしました。

これからは蒸し暑いジメジメした日が続くことでしょう。
私は蒸し暑いのは嫌ですが、雨は好きです。

若い頃から傘に当たる雨音を聞きながら歩くのが好きでしたし、
雨用グッズを買うのも楽しみでした。
レインコートにレインシューズ、傘、、、

黒いブーツのような長いレインシューズに
黒いエナメルのような光沢のあるレインコートを着た
素敵な年上の女性を見かけて、
同じようなものを探し買い求めたこともありました。

長い月日を経てガラスでものを作るようになり、
雨の日をガラスで表現したいと思い作ったのが
下の作品「rainy day」です。


「rainy day」182mmx120mm







雲や雨粒は凸っています


雨が好きだからなのか、私は雨女で
何か行動を起こすと雨が降ります。。



2020年4月22日水曜日

小花のガラス皿

東京は昨日今日と20℃の暖かさです。

街路樹のハナミズキがピンクや白い花を咲かせ
爽やかな景色を広げています。

様々な花が目を楽しませてくれる季節ですが、
野に咲く小さな花も可憐で愛おしいものです。

そんな小花をお皿の真ん中に咲かせたガラス皿をご紹介します。

1枚目はモスグリーンのお皿です。

ガラスの角皿「モスグリーン~小花」



128㎜角


お食事を楽しんだ後、清楚なお花がひっそりと現れます。




2枚目はブルーです。

ガラスの角皿「青&小花」



128㎜角





実物の小花はどちらももっとはっきりした模様です。


<ハンドメイドサイト>shop名「betty's glass」
minneミンネ  http://minne.com/betty-glass


2020年4月12日日曜日

「イースターバニー」~スペインタイルとステンドグラス


今日はキリスト教のお祝いの日であるイースター(復活祭)です。
イースターは十字架で処刑されたイエス・キリストが
三日後に復活したことを祝うお祭りです。

それでイースターバニーとイースターエッグをモチーフにした
スペインタイルとステンドグラスをご紹介したいと思います。

記事の最後にイースターバニーとイースターエッグの由来について
簡単に書きました。

スペインタイル 15㎝角


このスペインタイルを作る時、
見本にしたのが昔制作した下のステンドグラスです。
懐かしい作品です。


「イースターバニーとイースターエッグ」ステンドグラス


初期のキリスト教は各地に根付いている祭りや習慣、宗教を排斥せず、
それらを取り入れながら布教したということですが、イースターもその一つのようです。

ヨーロッパ各地には昔から春の到来を祝うお祭りがあり、
キリスト教が布教される前からあったゲルマン人の春祭りと
キリスト教の復活祭が結びつきました。

そして
春と多産と再生の女神の名前であるオスタラが由来となって
イースターと呼ばれるようになったそうです。

この女神オスタラは
冬の間死んだように眠っていた森や草原に色とりどりの卵を隠し、
春には大地から植物の芽を出させ若葉を繁らせました。
卵は生命と創造のシンボルです。

また野ウサギは春先に子供をたくさん産むので
生命と創造を運んでくれる動物とされ、
聖なる野ウサギは女神オスタラのお供をしていました。

それでキリスト教国では
イースターバニー(野ウサギ)が運んできたとされる
彩色されたイースターエッグを家に飾ったり、
子供たちにはイースターバニーが庭のあちこちに隠したとされる
卵の形をしたチョコレートを探すイベントがあるそうです。




2020年4月4日土曜日

ステンドグラス「チューリップ」

今日、国立市は22℃になるようです。
5月上旬の気温だとか・・・。

桜は葉桜になり、
散歩コースの公園や住宅街に植えられた春の花々が
賑やかになってきました。

ご近所のお宅の庭先ではチューリップが可愛らしい花を咲かせ、
風に揺れる姿にも愛しさを感じます。

私の部屋にはチューリップがありませんので、
ステンドグラスのパネルで楽しみたいと思います。


ステンドグラス「チューリップ」 47cmx51cm 2010年作


1年半前に東京に戻るまで蓼科高原に定住していましたが、
蓼科の山荘に移って初めて作ったステンドグラスです。
ガラスの調達や額装にいろいろ手間取りましたが、
溢れんばかりのチューリップに満足しています。