2010年3月24日水曜日

縁付き小鉢

この縁付き小鉢は、青と赤のお皿同様 ガラス教室に通っていた頃の作品です。
小鉢やグラスを作る時は、板状に熔着させたガラスを2つのリング状の型に挟んで焼成して作りますが、挟んだ部分はカットして切り口を研磨し、小鉢やグラスの形に仕上げます。↓






そのカットしてしまう部分を縁として残したものが次の2つの作品です。
形が面白いので残しましたが、縁が取っ手代わりになり、なかなか便利です。
今はお菓子やティーバッグを入れて作業場に置いています。

  


またこの2つの小鉢には白いエナメルを塗り引っかき傷を作って模様をつけました。



2010年3月18日木曜日

山荘暮らしとは・・・その(2)



私たち夫婦が蓼科に定住して9カ月が過ぎようとしていますが、 私が山荘での定住を決めた時、友人たちは、
「えーっ、ご主人と二人きりで大丈夫なの?」 「私なら考えられない」 「ありえない」 「ない、ない」
「山の中で寂しくない?」 「買い物はどうするの?」 「病院は?」
等々、心配する声やら、
「いいわねー、山荘暮らしなんて、憧れだわ」 「私も早くそういう生活をしてみたい」
と肯定的意見まで、様々でした。



私と歳の近い友人たちは、まだ現役で働いている人、子供がまだ独立していない人、親の介護やペットの介護で自宅を離れられない人、地域のサークル活動や習い事をやめたくない人・・・等ばかりで、今までの生活を捨て、全く別の所で生活をするのは私が初めてでした。



ですから、皆 私の生活ぶりを心配しながらも興味を持ち、自分たちにもいずれ訪れるであろう夫婦だけの生活や「おひとりさま」の生活を考え始めているようでした。






人それぞれ生き方も人生観も周辺事情も違いますから、その人にとって何が幸せな暮らしなのかも違ってきます。
私は長期展望に立つのが苦手なので、今 何ができて、何が不可能かを考え、周囲からも許される範囲の心地よい暮らしをしたいと思い、少しずつ実行してきました。
そういう意味では、ここでの山荘暮らしは満足度が高いものかもしれません。
これからも試行錯誤しながら、自分たちの暮らしを作っていきたいと思います。


2010年3月17日水曜日

山荘暮らしとは・・・

先週末は村治佳織のリサイタル(興味のある方はPoranの記事をご覧下さい→村治佳織ギター・リサイタル)に行ったり、次男が友人とスノボーをしに来たりと、賑やかな数日を過ごしました。




私が村治佳織の生の演奏を聴くのは2度目で、数年前軽井沢の大賀ホールで聴いたのが初めてです。
今回の茅野市民館のコンサートホールはこじんまりとしており、観客席がステージに近く、私たちの席も前から2番目でしたので、指使いから顔の表情までよく見え、演奏の素晴らしさと共に、若い彼女の落ち着いた演奏やトークに感心しました。さすがプロですね。



山での生活にも時々このような楽しみがありますが、以前、
『山荘の暮らしというものにとても興味があるのですが、「都会暮らし」と随分違うものですか?』 と聞かれ、
次のように答えました。

『山荘暮らしと都会暮らしの違いを考えてみました・・・。
一番の違いは、人間関係だと思います。
山の中では、仲間と付き合いたければ付き合えばいいし、一人マイペースで過ごすこともできます。
でも、どちらかというと、一人ないし夫婦だけでも寂しくない、孤独に耐えられる人の方が向いていると思います。気の合う仲間が必ずしもいつも一緒にいてくれるとは限らないので・・・。
そして山の中でも楽しめる趣味があった方がいいですね・・・。
買い物は車で20分行けば間に合いますし、もう少し足を延ばせば、大型店が沢山あります。またインターネットで何でも買えますし、情報も得られます。新聞配達も宅急便も来ますので、生活に不便は感じません。
自然に囲まれ、犬にとっても幸せな場所です。
そして、山暮らしにはないもの~有名なコンサートや展覧会、オシャレなものを見に行きたい時は東京に行きます。』

そう答えた私ですが、時々無性に寂しくなる時があります。

それで、ガラスを電気炉で焼いている合い間でもステンドグラスのパネル作りを始めたり・・・









 本を読んだり、音楽を聴いたり、ランディと遊んだり・・・



それでもモヤモヤが溜まったら、都心に行って気分転換をしてきたり、友人に会って来ます (^_^)/~
 
それなのに、東京に行ったらすぐ山に帰りたくなります・・・ 心まだ定まらず、です。


2010年3月10日水曜日

青と赤

2月の日経新聞日曜版に「色彩は語る」という連載記事があり、2回目に青を取り上げていました。
それによると、
【 好きな色に青を挙げる人は大人にも子供にも多い。
空の青を嫌う人はあまりいないだろう。 
しかし、空の青は手に取れない色彩で、海の青も同じ。
空も海もどんなに近づいても青を見いだせないし、
人間の手の届かない色、どこまでも逃げ去る色である。
そのため、
『好きなものが逃げ出していくのをみると、
どうしても追いかけてみたくなる』 魅力が、青にはある。 】
という。


私も青に惹かれる一人です。濃い青も薄いほのかな青も好きで、つい手に取ってしまいます。 
この青いお皿は昨年11月に教室で制作したものです。



その1ヶ月後、今度は相対するように赤いお皿を作ってきました。
焼成すると、赤は暗い色調を帯び、オレンジは赤に近い色に変わります。
この青と赤のお皿をうまく使いこなせたら、と思っています。



2010年3月7日日曜日

マーマレードとオレンジピール

先日東京に行った時、久しぶりにガラス教室に行き、残していった型や作品を受け取ってきました。
今回は時間がなかったので教室参加はできなかったのですが、皆さんの賑やかな制作の様子や新しい作品を見て、元気をもらってきました。
先生の庭に甘夏がたわわになっていて、皆さんに分けて下さり、私も頂いてきました。
無農薬ですので、さっそくマーマレードとオレンジピールを作ってみました。



オレンジピールはフルーツケーキやパンを焼く時に使えるので重宝しますし、お茶請けとしても美味しいです。



2010年3月5日金曜日

初節句

3月2,3,4日と東京に帰り、孫の初節句を祝ってきました。 




お正月以来久しぶりに会う孫は表情も豊かになり、反応も面白く、ますます何時間一緒にいても飽きません。
ひげをはやした男の人が怖くなったらしく、夫の顔を見ては大泣きしていました。それなのに首を捩じってまで夫の方を向き、また泣き出します。怖いもの見たさでしょうか・・・(笑) 以前は夫を見ても泣かなかったので、知恵がついたのかもしれません。 
お嫁さんが作ってくれた美味しいお料理をみんなで頂き、あっという間に楽しい時間は過ぎて行きました。