2013年11月30日土曜日

カボチャのポタージュ

今朝も冷え込み、
最低気温はマイナス10℃でした。
その後、寒さはゆるんで昨日よりは少し気温が上がりました。

澄みきった空気、綺麗な青空、
蓼科山も雪をかぶり、冬景色です。


澄みきった空気と青空 2013.11.30 by Poran111


雪をかぶった蓼科山 2013.11.30 by Poran111



玄関のリースも雪バージョンです。


雪のリース by Poran111


そんな寒い日にはカボチャのポタージュで暖まることにします。
今夜はカボチャ「ながちゃん」で作りました。

ながちゃんはすごく大きく、名前の通り長いカボチャです。


カボチャながちゃん by Poran111


早く火が通るのにほっくりして、
煮ても焼いてもグラタンにしても
そしてポタージュにしても
とても美味しいカボチャです。


半分に切ったながちゃん by Poran111


いつも作るバターナッツ(カボチャの一種)のポタージュは
シンプルにバターナッツだけで作るのですが、
今夜のポタージュは
玉ねぎとベーコンを少し入れ、
牛乳で濃さを調節しました。


とても甘く、
カボチャの旨味が味わえる美味しい濃厚ポタージュです。


カボチャ(ながちゃん)のポタージュ 2013.11.30 by Poran111


2013年11月28日木曜日

今月のガラス器

「熊野古道と伊勢神宮」の旅行から帰り、
早速ガラス器作りを始めました。

以前よりオーダーを頂いていたペアのお皿と箸置きです。

事前に赤いチェックのお皿を選んでいただき、
サイズを大きくし、色違いの青とでペアにしました。


青いチェックのお皿 140mmx140mm by Poran111


箸置きは
お皿と同じ配色の棒状のモザイクで、
通常より小さめがご希望でした。


青いモザイクの箸置き 60mmx15mm by Poran111


お皿は
透明なグレーのガラスに
透明な青(赤)と白の変則的なチェック柄をつけています。


青いセット by Poran111



赤いモザイクの箸置き 60mmx15mm by Poran111


このセットは
ご夫婦で使われるそうです。
似た色合いのグラスもペアでご購入頂きました。
このお皿におつまみをのせてお酒を楽しみたいとのことでした。

この器たちが
素敵なご夫婦の食卓に彩りを添えてくれることを願っています。


2013年11月27日水曜日

おはらい町とおかげ横丁

「熊野古道と伊勢神宮」旅行記の4回目最終回です。

11月12日伊勢神宮内宮を参拝した後、
内宮鳥居前のおはらい町に行きました。

おはらい町は
お伊勢さん特有の切妻、入母屋、妻入りの建築様式で揃ったレトロな町並みで、
通りには土産物店、飲食店が並んでいます。


おはらい町①  2013.11.12 by Poran111




おはらい町② by Poran111


ここには伊勢名物の餅菓子「赤福」の本店がありますので、
赤福を買って、おぜんざいを頂いてきました。
どちらも行列で、
お土産に8個入りや12個入りの赤福を何箱も買っている人が大勢いました。
すごい人気なんですね。。。


おはらい町赤福本店 by Poran111

赤福のぜんざい by Poran111


おはらい町の中におかげ横丁があります。
ここには
江戸から明治にかけての伊勢路の代表的な建築物が移築、再現されています。
ここにも伊勢志摩ならではの食べ物屋や土産物屋が軒を並べています。


おかげ横丁入口 by Poran111




おはらい町の通りに戻ってお昼を頂きました。
やはり名物をということで
伊勢うどんと松阪牛丼のセットを・・。

伊勢うどんは初めて食べましたが、
色の濃いだし汁が柔らかいおうどんの底に隠れています。
それを混ぜて食べますが、
色の割にしょっぱくなく大丈夫です。


伊勢うどんと松阪牛丼 by Poran111



◆◇◆

これで2泊3日の旅行は終わりましたが、
2日目に泊まったタラサ志摩  ホテル&リゾート は
市街地から離れた閑静な場所にあり、
海に面した眺めも申し分なく、
とても心地よいホテルでした。


①ホテル正面  2013.11.123 by Poran111


館内も客室も綺麗で
夕食に頂いたフレンチも朝食のバイキングも
とても美味しく、野菜や果物が沢山あって
女性に嬉しいホテルでした。


②ホテルロビー by Poran111


③ロビーから海が見えます by Poran111


④レストラン入り口 by Poran111


客室のベランダからは
プライベートビーチ、室内プールやガラス張りの結婚式場が見えます。


⑤客室のベランダから by Poran111


朝食後、広い敷地を散歩しました。
連泊したり、リピートしたくなるホテルでした。


⑥海に面したガラスの結婚式場 by Poran111


◆◇◆

さて東京に戻って早速お土産を開きました。

まずは赤福です。
赤福は、子供の頃お土産でよく頂いた懐かしい餅菓子です。
でも、夫も私も「つぶ餡派」なので一つずつで十分。
お土産用に2~3個くらいのものはないかしら、と思っていましたら、
2個入りがありました!
私みたいな人がいるんですね。


赤福2個入り by Poran111


赤福 by Poran111


それと「豆徳」のお豆です。
お豆大好きの友人とお店で何種類も試食してしまいました^^

私は旅先にちなんだ「伊勢海老」「紀州の梅干」「伊勢茶」の3種類を買ってきました。
どれもそれぞれの味がしっかり出ていて美味しいお豆でした。


伊勢海老豆、梅干豆、伊勢茶豆(「豆徳」) by Poran111


今回行った熊野古道も伊勢神宮も
すごく感動したというものではありませんでしたが、
一度は行ってみたかった所です。
それだけで十分満足しました。
そして今回も長い旅行記になってしまいましたが、
記録として残しておきたいと思いました。

楽しかった旅行、また行きたいです。


2013年11月25日月曜日

伊勢神宮

「熊野古道と伊勢神宮」旅行記の3回目です。

ワイドビュー南紀に乗って「伊勢市」駅まで行き、
伊勢神宮を参拝しました。

伊勢神宮とは
「内宮(ないくう)」と「外宮(げくう)」
及び
志摩半島を中心に点在する別宮(べつぐう)、摂社、末社など125社神社の総称です。

内宮と外宮の建物やお祭りはほとんど同じです。

伊勢神宮の参拝の順路は外宮からと、
伊勢神宮のHPに書いてありましたので、
駅から5分ほどの外宮へ。

もう3時半頃でしたが、人がいっぱいです。


◆◇◆

<外宮(豊受大神宮とようけだいじんぐう)>

外宮は
食物や産業などをつかさどる豊受大神宮を祀っています。


伊勢神宮外宮火除橋と表参道  2013.11.11 by Poran111


ご存知のように今年は「式年遷宮(しきねんせんぐう)」の年に当たり、
参拝者は10月の時点で1,000万人を超え、過去最高となりましたが、
伊勢市は1,330万人を予想しているそうです。




伊勢神宮外宮神楽殿  2013.11.11 by Poran111


「式年遷宮」とは、
20年に一度社殿を造り替える大祭です。

「遷宮」とは、
神社の正殿(しょうでん)を造営・修理したり新しく正殿を建てた場合に
御神体を遷すことで、
「式年」とは、
定められた年という意味で、
伊勢神宮の場合20年に一度行われます。

なぜ20年なのかについては
技術の継承が可能な期間という説や
穀物が貯蔵できる年数という説がありますが、定かではありません。


伊勢神宮外宮多賀の宮  2013.11.11 by Poran111

外宮参拝後、
「伊勢市」駅から「鳥羽」駅まで15分ほど乗り、
宿泊先のホテルへ。


◆◇◆

翌日は
ホテルからまた「伊勢市」駅に来てバスに乗り
内宮に行きました。


<内宮(皇大神宮こうたいじんぐう)>

内宮は
皇室の祖先としての神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀っています。


伊勢神宮内宮の宇治橋 2013.11.12 by Poran111



第1回の「式年遷宮」が内宮で行われたのは
持統天皇4年(690年)のことで
以来1,300年以上続いています。
武士の時代に120年以上途絶えたり、
第2次世界大戦後敗戦で4年延期になったりで、
今回は62回目となります。


宇治橋の下を流れる五十鈴川・・伊勢神宮内宮 2013.11.12 by Poran111


「式年遷宮」で新しくするのは
正殿の他、
神の衣服、正殿の装飾や器物、周辺にある別宮社殿や鳥居です。


伊勢神宮内宮の参道 2013.11.12 by Poran111


中心となる行事は
御神体の引越しですが、
今年は
内宮で10月2日、外宮で10月5日に執り行われました。
今回は東から西に御神体が移りました。


伊勢神宮内宮参道 2013.11.12 by Poran111


定期的に造り替えるのは
常にみずみずしさを尊ぶ神道の「常若(とこわか)」という考えとされます。



五十鈴川御手洗場・・伊勢神宮内宮 by Poran111


今回の遷宮の費用はおよそ570億円。
昔は寄進や税で賄ったそうですが、
明治初期から国が負担、運営し、
戦後は宗教法人伊勢神宮が
自己資金と全国からの寄進で賄っているそうです。


伊勢神宮内宮の正宮 2013.11.12 by Poran111



伊勢神宮内宮の白馬 2013.11.12 by Poran111



内宮を参拝した後、
「伊勢市」駅から「名古屋」へ行き、
新幹線「のぞみ」に乗って東京に帰りました。

次回は内宮参拝後立ち寄った
「おはらい町」と「おかげ横丁」について書いてみたいと思います。


2013年11月20日水曜日

熊野那智大社と那智大滝

熊野古道と伊勢神宮」旅行記の2回目です。


熊野古道の大門坂から熊野那智大社へと道は続きます。

熊野那智大社は
那智山の中核を成し、
熊野十二所権現を祀っています。

那智山とは
那智大滝周辺地域を指します。


那智大社へ 2013.11.11 by Poran111



大社拝殿への長く急な階段を上ります。



長い階段が続きます・・・那智大社 by Poran111


日本書紀と古事記及び
熊野那智大社伝によると、
神武天皇が東征中に熊野を通った時、
那智の山に光輝くものがあり、
探し当てるとそれは「那智大滝」だったそうです。
その大滝を大国主命(おおくにぬしのみこと)の御神体として祀り
滝のそばに社殿が創建されたと伝えられています。

しかしながら
古代よりの大滝を神とする自然崇拝から、
滝の神を祀った社殿が滝近くに建てられたとするのが自然、と考えられています。

そしてその社殿は
のちに現在の山の上に移されました。


★熊野那智大社③ by Poran111

拝殿の傍には「八咫烏(やたがらす)」の銅像があります。

八咫烏は
神武天皇一行を道案内するよう遣わされたものとされ、
一行が無事大和に入られた後、
八咫烏は那智大社に戻ったと伝えられています。


那智大社の八咫烏(やたがらす)像 by Poran111


那智大社の隣にある「那智山青願渡寺(せいがんとじ)」は、
4世紀頃インドの僧が那智大滝の滝壺から観音像を見つけ出し
草庵を結んで安置したのが始まりとされ、
988年に御幸された花山法皇が、
西国三十三ケ所第一番札所として定めました。


「西国第一番札所」の石柱 by Poran111


織田信長の焼打ちにあった本堂は
1590年豊臣秀吉により再建されました。


那智山青岸渡寺④ by Poran111


青岸渡寺の先をさらに進むと、
那智大滝(なちのおおたき)が姿を現します。

那智大滝は
古代より自然信仰、平安時代以降は観音信仰の中心的な聖地として
崇拝されてきました。
大雲取山や烏帽子岳の原生林を源流とする日本一の大滝で、
日本三大瀑布の一つです。


那智の滝⑤ by Poran111


日本三大瀑布とは
この那智の滝、栃木県の華厳の滝、茨城県の袋田の滝とされています。
その中でも那智の滝の落差は日本一で、133mあります。


朱色の三重の宝塔と大滝が並び、写真を撮る人が多くなります。


三重の宝塔と那智の滝⑥ by Poran111
三重の宝塔から熊野の山並みを望む⑦ by Poran111


私達は滝を後にして
再びバスに乗ってJR紀伊勝浦駅に戻り、
ワイドビュー南紀に乗って伊勢市に行きました。

次回は伊勢神宮です。


2013年11月18日月曜日

熊野古道

私は東京から蓼科に戻る直前の11月10日から12日、
熊野古道と伊勢神宮に行って来ました。

友人と2人で旅程を決め、
ネットでいろいろ調べながら
ホテルを予約しました。

日程が近づくにつれ
初日のお天気が「曇り時々雨」となり、
「一時強い雨」とか・・・
雨女が出かけようとすると、こういうことになります・・・

プランでは朝早く出発して、午後熊野古道を歩く予定でした。

いろいろ考えた末、
家から紀伊勝浦の旅館まで7時間少しかかるので、
初日は移動日と割り切ることにしました。

それは結果的には大正解で、
新幹線や特急を乗り継いで紀伊勝浦駅に着いた5時頃には
雨の降った跡はありましたが、
よいお天気でした。


宿泊した紀伊勝浦のホテル by Poran111


旅館の人に聞くと、
3時頃凄い雨だったとか・・・
その後急速に晴れたそうです。

その晩は
温泉にゆっくり入って
鮪や海老など新鮮なお魚料理を満喫、ぐっすり寝ました。

穏やかな那智湾の朝景色~那智勝浦の旅館の客室より 2013.11.11 by Poran111


翌日は綺麗な青空。
旅館から駅まで10分ほど歩いて紀伊勝浦駅へ。
そこからバスに乗って熊野古道の入口「大門坂」へ行きました。


この熊野古道を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」は2004年、
世界遺産に指定されました。

それは
「熊野三山」「吉野・大峯」「高野山」の三つの霊場と
これらを結ぶ「熊野参詣道(熊野古道)」「大峯奥駈道」「高野山町石道」からなり、
三重県・奈良県・和歌山県に広がっています。


熊野古道の入口「大門海道」 2013.11.11 by Poran111


熊野古道は
「熊野三山」(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)に参るための道で、
伊勢から、吉野から、高野山から、京都からと
幾筋かのルートがありますが、
代表的なものは
紀伊半島を西回りする「紀伊路」と東回りの「紀勢路」です。

今回私たちが歩いたのは
「紀伊路」の一部「中辺路(なかへち)」のまたごく一部です。


熊野古道 2013.11.11 by Poran111


大門坂は
杉並木と石段が約650m続きます。

大門坂入口から那智大社までは1.3Km、30分弱、
那智大滝まででも2.2Km、50分弱の道のりで、
初心者向けのコースです。

今回の日程上このコースを選びましたが、
短すぎて物足りなかったです。

樹齢800年の「夫婦杉」~熊野古道 by Poran111


大門坂の入口から少し歩くと
樹齢800年の「夫婦杉」が
私達を迎えてくれます。
左右2本の見事な杉です。


「多富気王子跡」~熊野古道 by Poran111


「多富気(たふけ)王子跡」は九十九ある王子跡の最後のもので、
この「王子」とは
樹叢や峠の神仏に手向けをしたと思われる場所を指します。


こちらも樹齢800年の楠~熊野古道 by Poran111


今回歩いた「紀伊路」の「中辺路」は
平安中期から鎌倉時代にかけて盛んに行われた法皇や上皇達の公式参詣道(御幸道)でした。

一方「紀勢路」は
江戸時代以降頻繁に歩かれるようになったルートで、
伊勢参宮を終えた旅人や西国三十三か所めぐりの巡礼達が辿った庶民の道です。


石畳が続く熊野古道 by Poran111

次回は
那智大社と那智大滝の様子をお伝えします。