私はスペインタイルアート工房で通信講習を受けていますが、
焼成を依頼していたタイルが
戻ってきました。
今年に入って初めての作品です。
描きたい作品はいくつかあったのですが、
なかなかエンジンがかからず、2月に入ってやっと絵筆を持ちました。
今回は薄いベージュ色のタイルを使用し、
背景は塗りません。
祈る姿を描いてみたいとずっと思っていましたが、
どんな図案が自分の気持ちにぴったりか決められず、
結局、あまり重くならない明るい雰囲気の
「祈り」の姿を描いてみました。
スペインタイル「祈り」 15㎝x15x㎝
祈る女性の周りにバラの花を配しましたが、
図案より小さな花びらになってしまい、
これも図案を描く時の課題となりました。
焼成前のスペインタイル「祈り」
◆◇◆
私は夫の定年退職後何度か海外旅行に行きました。
その旅行先は意図したわけではありませんが、
ロンドン・オーストラリア・台湾以外は全てカトリックが中心の国でした。
イタリア、フランス、モナコ、スペイン、ポルトガル、キューバです。
フランス・ヴァンスにあるマチス最晩年の作品となった「ロザリオ礼拝堂」。
「この礼拝堂を訪れる人が、心が軽くなること、
たとえ信者でなくても精神が高揚し、
思考が明晰になり、軽やかな気持ちになることを願って作った」
と、マチスが言ったように、明るく幸せな気持ちにさせてくれる礼拝堂です。
~「生命の木」のステンドグラスと祭壇、「聖ドミニク」の絵
2008年7月17日
スペイン、バルセロナ郊外のモンセラット。
そこの教会には有名な「黒いマリア像」があります。
「黒いマリア像」はもとから黒かったわけではなく、
信者が供えるろうそくの煤によって長い年月の間に
黒くなったと言われています。
ろうそくに火を灯しながら熱心に祈る人々の姿が
目に浮かびます。
スペイン・モンセラットの教会 「黒いマリア像」
2012年6月7日
私にとっても
「祈り」は常にそばにある身近なものです。
「祈り」は常にそばにある身近なものです。
★「ロザリオ礼拝堂」については➡フランス・ロンドン旅行~ヴァンス「ロザリオ礼拝堂」2008年9月2日
★「黒いマリア像」については➡スペイン旅行(14)モンセラット 2012年8月19日
のブログ記事に詳しく書いてあります。
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