2014年1月25日土曜日

小倉百人一首

風邪を引いて引き籠っていた間、
本棚に残っていた「百人一首」を読んでいました。

もうずいぶん忘れてしまって、
上の句を読んですぐ下の句が出てくる歌は少なくなってしまいました・・・



私の実家では
お正月はかるた取り(百人一首)をするのが習わしでした。

百人一首は母の実家で盛んだったそうで、
兄弟姉妹そろってのかるた取りの様子や
叔父達の好きな歌などをよく話してくれたものです。




小倉百人一首 by Poran111


その中で母の弟である叔父が好きだったという歌。

「あひみての 後の心に くらぶれば
昔は物を 思はざりけり」

権中納言敦忠(ごんちゅうなごんあつただ 906年~943年)が詠んだ歌。
敦忠は左大臣藤原時平の三男で、942年従三位中納言になりますが、
翌年病気のため三十八歳でなくなります。
三十六歌仙の一人で、琵琶の名手でもありました。

歌の意味は

『夕べあなたと契りを結んだ後の恋しさが募るこの苦しさに比べたら、
何とかしてあなたに会いたいと思っていた頃の恋の辛さなんか、
何も思っていなかったのと同じようなものでした・・』


仕事熱心でハンサムで
艶聞の多かったらしい今は亡き叔父が好みそうな歌です。


権中納言敦忠回転13度 by Poran111




母も私も好きな歌が沢山ありますが、
その中から一首。

かの有名な清少納言(生没年不詳)の歌です。

ある夜、藤原行成(ゆきなり)が清少納言の部屋に遊びに来ていましたが、
朝まで一緒にいることなく
宮中で翌日用事があると言って帰って行きました。

翌朝行成から来た手紙には

「ゆうべはもっと一緒にいたかったけれど、一番鳥の鳴き声にせきたてられて帰りました。」

と書いてありました。
清少納言はすぐ返事を書きます。

「ゆうべ鳴いたというのは函谷関のにわとりでしょう。
そんな嘘の言い訳は私には通用しませんよ。」

函谷関(かんこくかん)のにわとりとは、
昔中国の斉の孟嘗君が秦から逃れる際、
一番鶏が鳴いた後にしか開かない函谷関にさしかかったのが深夜であったため、
食客ににわとりの鳴き声を真似させて通過したという故事のことです。

この返事に対して行成はまた手紙を送ります。

「あれは函谷関のことではなく、
恋しい人に逢うという名前の逢坂(あふさか)の関のことです。
あなたと私は男女の関係ですよ。」

その言葉とは裏腹に
一晩一緒に過ごすことなく帰って行った行成に対し、
清少納言が書き送った歌が

「夜をこめて 鳥のそらねは はかるとも
よに逢坂の 関はゆるさじ」


『まだ夜が明けてもいないのに、にわとりの鳴き声を真似て人をだまそうとしています。
たとえ函谷関の番人をだませても、
男と女が逢うという名の逢坂の関守であるわたしは決してだまされませんよ。
あなたが逢坂の関を通ることは許しません。(男女の間柄になることは許しません)』


清少納言 by Poran111



ああ言えば、こう言う。
気が強い清少納言のはっきりした拒絶が心地よいです。


この歌の後、
行成は
「逢坂の関は誰でも簡単に通れる関ではないか」
つまり、
「清少納言はどんな男でも相手にしているのではないか」
という歌を詠んだそうです。


やれやれ・・・・・・・ 





2014年1月19日日曜日

初スキー

私は9日の雪かきの後、
本格的に風邪を引いてしまいましたが、
連休後から東京に来ています。



もう1週間前の話になりますが、
11日~13日の連休には
長男家族が4歳の孫娘のスキーデビューということで
山荘にやって来ました。


動画で見る孫娘のスキー場での様子や
山荘前の道で滑る姿は、
初スキーながら
なかなか上手なものです。

子供は体が柔らかく覚えるのが速いですね。

息子たちが小さい頃を思い出しました。


スキー場にて(上の孫娘) 2014.1.12 by Poran111



長男夫婦と上の子がスキー場に行っている間、
1歳8か月の下の子は
山荘の周りで雪遊びです。


「うん、いいよ♪」(孫1歳8か月) by Poran111


ランディと遊んだり、そりに乗ったり・・・


「遊ぼうよ~♪」(ランディ)  2014.1.12 by Poran111


孫たちには
自然の中でいろいろな楽しみ、経験をして欲しいと思います。



私は昼間は普通に家事をこなせるのですが、
夜、床に就くと
喉の痛みと咳が酷く、ほとんど眠ることが出来ませんでした。

でも昨夜から
朝方まで咳き込まずに眠れるようになりましたので、
大分よくなったようです。

東京も「寒い、寒い」と聞いていましたが、
昼間も氷点下の蓼科から来ると
東京は暖かく過ごし易い所です。

庭を見ると
梅の木の蕾が膨らんでいました。

蓼科の白い世界と
東京のピンクの蕾。


どちらにも魅かれ
心も体も行ったり来たりです・・・


2014年1月9日木曜日

雪かき

朝起きると
昨夜の雪が結構積もっていて
全体で30㎝ほどの積雪になりました。

積雪が30㎝ほどになりました  2014.1.9   9:59 by Poran111


明日は買い物に行きたいので、
車を出せるよう雪かきをすることに・・・

風邪を引いて病院に行っている夫と
風邪気味でルルを飲んでいる私。

病人の夫ひとりに任せるわけにはいかないので
私も手伝いました。




「ふたりでやると全然違う。早い!」と
夫が言ってくれたので
私でも役に立ったようです。
私は雑ですが力持ちですし・・・^^

大きなスコップで上から縦に切れ目を入れ
底からすくって遠くに放り投げます。

少しずつ雪がなくなっていくのが気持ち良く、
ついついやり続けてしまいます。


アプローチの雪かきはほぼ完成 by Poran111


頑張ったせいか
夕方から声がかすれて出なくなりました・・・
本格的に風邪を引いたかもしれません。
今日は早く寝ることにしましょう・・・(@_@;)


2014年1月6日月曜日

新年初の蓼科

昨年12月21日から東京に滞在して
昨日5日蓼科に戻って来ました。

今年は
長男家族4人と次男家族3人が集まり、
とても賑やかなお正月となりました。

孫たちは4歳の子を頭に、
1歳8か月、5か月の乳児・幼児ばかりですから
まるで保育園のようです。

それぞれ
昔アメリカで長男が買ってくれたポップコーン製造機でポップコーンを作ったり、
公園で凧揚げをしたり、
ドレスを着てお姫様ごっこをしたり、
泣いたり笑ったり・・
忙しくも楽しいお正月でした。


蓼科に戻ると
心配していた雪はそれほど積もっていなくて
雪かきをせずに車を道路からベランダ前まで乗り入れることが出来ました。


朝の庭 2014.1.6 8時22分 by Poran111


久し振りに見る雪景色。
見慣れた景色にホッとします。

来週にはまた東京に行って
今度は1か月ほど過ごしてきます。

ランディにとっては
広くて沢山運動のできる山の方がずっといいでしょうから、
ちょっと可哀想かなと思いますが・・・


「やっぱり雪はいいなぁ~」ランディ 2014.1.6 8時59分 by Poran111


2014年1月1日水曜日

新春


明けましておめでとうございます


4.6③孔雀 ランプの下の直径11cm、上の直径36cm by Poran111

昨年は
私にとりまして
超特急で時間が過ぎた1年でした。

ガラス作品の展示・販売に関して
新しい展開があったこと、
家族が増えたこと、
大切な身内が突然旅立ったこと、
その他いろいろな事がありました・・・

あまりに沢山の出来事が押し寄せて
目が回りそうでしたが、
目の前の一つ一つを一生懸命こなすことで
どうにかこの1年を乗り越えてきました。


今年は東京での生活が増えそうで、
ガラス制作がどのようになるか自分自身でも予測できませんが、
大好きなガラスと向き合う時間は大事にしたいと思っています。

新しい年が皆様にとりまして幸多い年となりますように・・・

今年もどうぞよろしくお願い致します。