2012年3月22日木曜日

白い小鉢

「暑さ寒さも彼岸まで・・」という言葉に期待していたのですが、
明日は最高気温があまり上がらず
寒い一日になりそうです。
天気予報では茅野市は雨のようですが、
この山荘辺りは雪になるかもしれません。

春の到来が本当に待ち遠しいです。


さて、こうして3月も終わりに近づいてきましたが、
オーダー頂いていた小鉢が完成しました。

相変わらず何度か作り直して
納得できる作品がようやく出来上がりました。

以前作ったサラダボウルや白いお皿とほぼ同じデザインです。
白、半透明の白、クリアガラスの組み合わせに
表側から白いエナメルでドットをペイントしてあります。

お客様に作品を見て頂いて、
ご意見やご要望をお聞きしてから、
納品となります。




サイズは
口径123㎜、高さ52㎜
です。


オーダー小鉢 文鳥用② by Poran111



オーダー小鉢 文鳥用③ by Poran111

2012年3月12日月曜日

加茂七の絹ごし豆腐

今夜も音無の湯(おとなしのゆ)に行ってきましたので、
同じ建物内にある とうふ屋加茂七 でお豆腐を買ってきました。
前回は掬い豆腐でしたが、
今回は絹ごし豆腐にしました。
1パック350円です。

「掬い豆腐とは作り方が違うので、さっぱりした味です」
とお店の人が言っていた通り、
掬い豆腐を淡白にしたお味です。

それでも普通の絹ごしより甘く、
とろりとして美味しいお豆腐でした。


加茂七の絹ごし豆腐  2012.3.12 by Poran111

前回に続き今回も貰ってきたおから。
今日も「おからサラダ」を作りました。

おから、シーチキン、きゅうりを
マヨネーズ、プレーンヨーグルトであえ、
塩、こしょうで味付けします。

「おからのサラダ」は
加茂七のおからを貰うようになってから
作り始めたのですが、
思いがけず美味しいサラダが出来上がり、
嬉しいレシピの追加です。


おからサラダ 2012.3.12 by Poran111

今日は豆乳も買ってきました。
500mlで350円です。

柔らかいヨーグルト、プリンくらいの固さで、
スプーンですくって飲みたいほど濃厚です。
掬い豆腐のような甘さがあり、
豆乳のイメージが変わりました。


加茂七の豆乳  2012.3.12 by Poran111


お豆腐もおからも豆乳も大好きな私。
温泉に行く度に美味しいお豆腐製品を買えるので、嬉しいですね。




2012年3月10日土曜日

3月の大雪


一昨日から降り続いた雪は
お昼になってやっと止みました。
40㎝は積もったでしょうか・・・

40㎝ほど積もりました 2012.3.10 by Poran111



昨夜遅く友人二人と山荘にやって来た次男。
今朝は雪かきをしてスノボーに出掛けました。
いつもは夫一人で雪かきをしていますが、
今日は若者が3人いるので、
どんどんはかどります。

除雪車がまだ来ていなかったので、
家の前の道路もせっせと綺麗にしてくれました。
やっと車が出せるようになった頃には
汗だくの様子。
お疲れさまでした。
助かりました。

今頃はスキー場で
スノボーを満喫していることでしょう。


かまくらも埋もれそうです。。 by Poran111



ちょうどお昼頃雪は止みましたが、
風が出てきて、木々の雪が舞い降り、一面真っ白です。


雪が風で舞って… by Poran111

つい先日まで雪が融けて、このまま春?
と思っていたのは甘かったですね。
思わぬ3月の大雪でした。

★雪かきの様子はPoranがブログで書くそうです。 → 「早春の大雪」



2012年3月6日火曜日

「木洩れ日の家で」(DVD)

先日レンタルビデオ店に行き、
見たいDVDが無くがっかりしていましたら、
目の前に「木洩れ日の家で」というDVDがありました。

『年老いた女性が愛犬と愛着のある家で暮らす、その最期の時は…』
というような謳い文句の、
『年老いた女性』『愛犬』『最期』という言葉につられ、借りてきてしまいました。

昨年の4月に岩波ホールで上映され、話題となった作品だそうで、
ご覧になった方もいらっしゃることでしょう。
私はそんなヒット作とは知らずに借りてきました。

DVDの表の写真と違い、映画では全編モノクロの美しい画面が流れます。

この映画は2007年のポーランド映画で
グディニャ・ポーランド映画祭主演女優賞やサンフランシスコ国際映画祭観客賞など
様々な賞を受賞した作品です。

このシナリオは
女流監督ドロタ・ケンジェジャフスカが
実話をもとに
女優ダヌタ・シャフラルスカのために書きあげたものです。

主人公アニェラを演じたシャフラルスカは1915年生まれで、主人公と同年齢でした。


「木洩れ日の家で」DVD by Poran111


ワルシャワ郊外の緑に囲まれた木造の古い家に
愛犬フィラデルフィア(フィラ)と住む
91歳のアニェラ。
この年齢ですと子供家族と一緒に住むか、
老人施設に移るケースが多いのでしょうが、
アニェラは
自分が生まれ育ち、結婚、子育て、夫を見送ったその家を愛し、
そこに住み続けることを選んでいます。



彼女は
一人息子とこの家での同居を望みますが、
息子からも孫娘からも同居を拒まれ、
寂しい思いをします。
お嫁さんとも折り合いが悪く、
めったに会うことがありません。


後半、
息子やお嫁さんの本当の胸の内が
わかりますが、
アニェラにとっても私にとっても
意外なものでした。

アニェラは、
まだ足腰もしっかりしており、
家の買い取りを交渉に来た隣人の代理人を
追い返す程の気力と誇り高さを持ちつつ、
愛犬フィラと淡々とした日々を過ごします。

日課としている両隣の家を双眼鏡で覗くこと
(あまり感心した日課ではありませんが・・・)や
フィラとのやり取りがストーリーのほとんどを占めています。


「木洩れ日の家で」フィラ(フィラデルフィア) by Poran111
                                  フィラ
    


このフィラの表情がなんとも愛らしく、賢く、
犬を飼われている方なら、
思わず頷いてしまうシーンが多々あります。

このフィラの名演技、大したものです。

「木洩れ日の家で」フィラ by Poran111

両隣の家は、成り金の愛人宅と思われる家と
若いカップルが子供たちに開いている音楽クラブです。
アニェラはは前者を嫌い、後者に好感を持っていました。


「木洩れ日の家で」 by Poran111
古い家とアニェラ

やがて
体調の不安を覚えるようになり、
自分の命が長くない事を察するアニェラ。

アニェラが下す最後の決断は予想がつくものでしたが、
アニェラが死を迎える場面は
胸を打つものでした。

「あなたも天国に来なさい」と
フィラに語りかけるアニェラのナレーションが
主人の死を察したフィラの仕草、表情に重なり
印象的なラストシーンでした。


近くには元気な子供たちの声。
生と死。


老後の暮らし方、そして
必ず訪れる死にどう向き合い、受け入れ、
生きているものに何を託すか・・・


もしアニェラのように長生きできるとしたら、
私には30年以上先の話ですが、
アニェラと同じ境遇に立てば、
私は同じ決断を下すことでしょう。


そして
私も愛犬にあのように見守られて旅立ちたいと
思ったものでした。




映画を見始めた時は、
木々の美しい色彩を見たいと思ったものですが、
モノクロの画面から豊富な樹木の色、木洩れ日を
想像するほうがよほど美しいのだと
感じさせてくれる映画でした。