2009年1月25日日曜日

原田泰治美術館(諏訪市)

昨日、諏訪湖畔にある『原田泰治美術館』に行って来ました。
この美術館の前は何度も通ったことがあるのですが、原田泰治の絵をキルトで再現するという企画展があるのを知って、初めて行って来ました。


私は針仕事が苦手なのですが、一時パッチワークを習っていたことがあり、この企画展に興味が湧きました。


この日は20分ほど、学芸員による説明がありました。
この『絵画キルト大賞』は、初年度は約200点、それ以降は毎年約100点の応募があり、その選考基準は①原画の雰囲気を忠実に表していること ②キルトの技術がより高度であること ③同じ点数であれば大きい作品、ということだそうです。
「原田泰治の世界をキルトで遊ぶ」とうたっていますが、あの細かい絵の世界をどの程度再現しているんだろうと、興味津津でした。

展示されている作品はさすが入選しただけあって、どの作品も原画に忠実で非常に細かい刺繍、アップリケ、キルト技術も見事なものばかりで大変感心しました。気の遠くなるような作業の連続だったことでしょう。
制作期間は半年から2年。80代の方の作品もありました。それぞれ制作者のコメントが書いてありましたが、「布探し、細かい作業に苦労したが、とても楽しかった」というのが共通していました。故郷や両親を思い出しながら針を進めたという方もいました。
大賞作品「大地のよろこび」はブラジルの田園風景を表現したもので、隣に並べられた原画の雰囲気がよく出ていましたし、スラッシュキルトを駆使して畑の畝や作物の立体感が出ていました。


諏訪は原田泰治の出身地で、諏訪市にご本人から絵の寄贈の話があった時、市側は多くの方に見ていただこうと美術館を作ることにしたそうです。それで公立としては全国的にも珍しい、画家の名を冠した美術館の設立となりました。
原田泰治の絵の世界は写真などで見たことがありましたが、原画は初めてです。キャンバス地にアクリル絵の具で描いてあるのですが、大変細かい描写で、神社の立て札の細かい文字まで描き込まれています。日本各地の懐かしい風景やブラジルなど海外の景色もあります。中には馴染みの土地もあり、思わず微笑んで見とれてしまいます。


ボンネットバス」の絵でもバスの行先表示など、こんなに細かく描き込んであります。この絵は版画にもなっていて30数枚もの版木で作られたそうです。
東京大手町の逓信総合博物館では、~原田泰治の切手原画をめぐる日本の四季「ふるさと心の風景展」~が開催されています。ご近所のmomaさんさんが行かれて、良かったそうです。

2009年1月17日土曜日

雪の中のランディ


初めて蓼科に来たランディ。
雪の中の散歩も2日目になると少し慣れてきたようです。
昨日のおっかなびっくりの様子と違い、どんどん走って行きます。
雪の面白さもわかってきたかな? 





散歩から帰ってベランダでひと遊び。
べランダから飛び降りることはできても、階段の上り下りはできず、抱っこしてくれるのを待っています。



2009年1月9日金曜日

ガラスの小鉢

ガラスで小鉢が欲しくなり、いろいろな方法でいくつか作りました。これもその一つで、サギングという技法です。


①初めに好きな色・形を組み合わせてガラス板を1枚作ります。
その上にまた様々な形・色を組み合わせたガラス板を載せます。
まずこれを焼きます。
②次にそれをサギングという技法で小鉢の形にします。
口径より大きめのリングを粘土で2つ作り、焼いておきます。
その2つのリングで①のガラス板を挟んで焼くと、リングの空洞の部分のガラスが自分の重さで下に垂れ鉢状になります。
焼きあがったらリングで挟んだ少し下をガラスカッターでぐるりと切っていきます。
その時少しヒビが入ったので、ルーター(ガラス研磨機)でU字型に切り取りました。
スプーンを置く所として利用しています。


お正月には静岡おでんの鰹節入れとして活躍してくれました。
サギングという技法は初めてですが、出来上がりが美しいので、もっといろいろな形や色合いで作りたいと思っています。
明日から新年のガラス教室が始まります。
久しぶりの参加ですが、今年もいろいろなものにチャレンジしたいと思っています。

2009年1月1日木曜日

新春

明けましておめでとうございます


昨年はこのVoxを通して皆様との出会いがあり、大変嬉しい年でした。
人生の様々な楽しみ方をご存じの皆様のブログを拝見し、
私も豊かな時を過ごすことができました。
有難うございます。
我が家はランディという天使が舞い降りてきた年でした。
これからもこの小さな天使に振り回されながら、
沢山の発見、喜びを積み重ねていきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとって素晴らしい一年となりますように!