2013年3月27日水曜日

旅立ち

昨日今日と寒い日が続いています。
一昨日の夜には久しぶりに雪が降り、
翌朝の散歩ではうっすら雪の積もった道を歩きました。

久しぶりの雪です・・・2013.3.26 by Poran111


今日はオーダー頂いて作っていたお皿を発送しました。
SOLD OUTになっていた「流れる雲」ですが、
再販のお問い合わせがあり、新たに作りました。
私も大好きなお皿です。


「流れる雲」・・・155㎜x155mm by Poran111


前回購入して下さった方も今回オーダーして下さった方も
男性でした。

男性向きのお皿なのかもしれません。

ショップに出品するものは1作品1個しか作っていませんので、
SOLD OUTになると、なかなか同じ物を作ることがありません。

こうして再販の機会を頂いて
もう一度このお皿を作ることができ、
とても嬉しいです。


「流れる雲」② by Poran111


薄紙で包んで更にプチプチで包み、
模様入りのクリアバッグに入れます。
それを緩衝材を詰めた段ボールに入れます。

そして今日
遠いお宅まで旅立って行きました。

気に入って頂けることを心から願っています。


遠い所に旅立ちます・・・ by Poran111

2013年3月23日土曜日

赤いお皿とグラス

ある程度の大きさのある赤いお皿を作りたくて
花のようなバブルのようなお皿を作ってみました。
周囲の赤やオレンジ、ペールピンクのバブルが外に飛び出したような形です。

この赤は少し暗めですが、
光を通すと明るく違った表情になります。

(中ほどに見える丸い点々はガラスの泡です。光の加減で黒く映ってしまいました。)


バブルのお皿・・・直径約200㎜ by Poran111


このお皿にもフェルトのケーキをのせてみます。
思わず食べてしまいそうです。




その赤いお皿に合うグラスも作りました。
一つ目は赤いストライプです。
大人っぽいグラスになりました。


赤いストライプのグラス・・・口径83㎜、高さ92㎜ by Poran111



赤いストライプのグラス by Poran111



二つ目は乳白色と赤の組み合わせ。
シンプルなグラスです。

レッド&ホワイトのグラス・・・口径84㎜、高さ94㎜ by Poran111



レッド&ホワイトのグラス by Poran111



このお皿のようなデザインは初めてですが、
お皿の真ん中の赤をもう少し小さくしたり、
周囲のバブルの数を少なくしたり、
まだまだ手直しが必要です。
また、いつものお皿より少し薄く仕上がってます。


バブルのお皿とグラス by Poran111


他の色でも作ってみたいですね。


2013年3月22日金曜日

待ちわびた春

ダンディなお皿やグラスを制作した後、
春に似合うお皿とグラスを作っていました。

お皿は3枚ほど、グラスは8個作りました。
今回は色の組み合わせやデザインに悩み、いくつ作っても
なかなか思うようにいきませんでした。

その中のお皿1枚とグラス2個を・・・

雪の多い長い冬を過ごしていると
春の到来が本当に待ち遠しいものでした。
その待ちわびた春をイメージして作った器です。


丸皿「春を待ちわびて」・・・直径約210㎜ by Poran111


このお皿にフェルトでできたケーキをのせてみました。
ケーキは大体実物大くらいの大きさですので、ケーキなら2個のるサイズのお皿です。
このフェルトのケーキは私も出品しているCreemaのナノチカさんから購入したものです。

とても可愛らしく美味しそうでしょう~!(^^)!


ケーキをのせてみると・・ by Poran111



そして
このお皿に合うグラスを2つ作りました。

1つめは優しい感じの色合いです。

「優しいグラス」・・・口径口径81㎜、高さ92㎜ by Poran111



2つ目は赤を入れました。
お皿の色合いに近いグラスです。

「待ちわびた春」のグラス・・・口径81㎜、高さ92㎜ by Poran111


「待ちわびた春」のグラス by Poran111


もう1枚ご紹介できるお皿は赤いお皿です。
明日にはアップできると思います。


2013年3月20日水曜日

『アルゴ』

今日は曇り空で黄砂の影響もありすっきりしないお天気でしたが、
昨日は晴天で綺麗な青空でした。
気温は昨日今日とも4月中旬の暖かさです。

道路の雪もやっと融けました。

道路の雪も融けました・・・ by Poran111



昨日は夕方山荘を出発して
諏訪湖畔にある片倉館の「千人風呂」に入ってきました。

片倉館は
岡谷の製糸業片倉組の二代目片倉兼太郎が、
地元諏訪地方に地域住民の文化福祉施設として建設したものです。
片倉同族の有志より基金80万円(現在の数十億円)を集め、
昭和3年に温泉大浴場やサウナなどを備えて完成しました。


片倉館パンフ② by Poran111


私は初めて入りましたが、
プールのような大理石の浴槽は100人が一度に入浴できるとか・・・
深さが1.1メートルもある浴槽の底には玉砂利が敷き詰められていて
足の裏が心地よくいい感じです。
人がほとんどいなかったのでゆっくり歩き回ってきました!(^^)!

ステンドグラスも綺麗ですし、
彫刻や内装が普通の温泉みたいではなくて楽しめました。
お湯はとろりとしたやや低温の天然温泉です。

このあと映画を観に行ったので、
あまりのんびりできませんでしたが、
次回はゆっくり入ってこようと思います。




千人風呂を出てから簡単な夕食を済ませて
岡谷のスカラ座で
『アルゴ』を観てきました。


「アルゴ」パンフ表 by Poran111


『アルゴ』は
第85回アカデミー賞の作品賞・脚色賞・編集賞の3部門を受賞した話題作です。


「アルゴ」写真 by Poran111


1979年11月、革命が吹き荒れるイランで
過激派がアメリカ大使館を襲撃した実話を元にしています。

混乱の中、裏口から6人が脱出、カナダ大使館に身を隠します。
彼ら6人をどうやってアメリカ本国へ無事帰国させるか・・・

見つかれば公開処刑は間違いない絶望的な状況を打破するには・・・

息詰まるような脱出劇はハラハラドキドキで
まるで自分がその場にいるようです。


それにしても
当時のメガネは大きかったなぁと懐かしく思いました。

「アルゴ」写真② by Poran111


2013年3月11日月曜日

2013年3月9日土曜日

「せとか」

今日もとても暖かく、4月中旬の気温だとか・・・
山荘のベランダで13℃でした。

あれほどツルツルだった庭や道路も氷が融けて
歩きやすくなりました。

重そうだった屋根の雪も大分融けてきました。


屋根の雪も大分融けてきました 2013.3.9 by Poran111




◆◇◆

最近農協のスーパーでは
いろいろなかんきつ類が並んでいます。

その中で何気なく買った「せとか」が大当たり。
甘くてジューシーでとても美味しいので
毎朝食べています。


「せとか」 by Poran111


外側の果皮が薄く実がぎっしり。
皮もむき易いです。
中の薄皮も柔らかいのでそのまま食べられます。
種もありません。


愛媛産「せとか」 by Poran111


私は
温州みかんのように皮をむいてそのまま食べていますが、
カットしても食べやすいです。


「せとか」・・・甘くてジューシーです by Poran111
明日お店に行ったら
今度は
他の気になるかんきつ類を買ってこようと思います。
もちろん「せとか」も買ってきます☆



2013年3月8日金曜日

『レ・ミゼラブル』

昨日岡谷スカラ座で
やっと
「レ・ミゼラブル」を観てきました。

原作は150年前に書かれたヴィクトル・ユーゴーの名作
1985年ロンドンで上演されて以来、
ブロードウェイや世界43か国でロングランヒットとなった
ミュージカルの映画化です。

映画も大ヒットしましたので
多くの方が見ていらっしゃると思いますし、
色々な方がブログで感想を書いていらっしゃいます。

私自身は、子供の頃
「ああ無情」という題の簡単な物語を読んだのですが、
ストーリーもあまり覚えておらず、
ミュージカルも見ていませんので、
歌と同時に
ストーリー展開も楽しめました。

『レ・ミゼラブル』の意味は
「悲惨な人々」「哀れな人々」ということです。
『ああ無情』という邦題ですと、
物語の最後まで無情で無慈悲な感じがして
このストーリーとはしっくりしません。
『レ・ミゼラブル』の方がいいですね。


『レ・ミゼラブル』映画ポスター by Poran111



飢えた姉の子たちの為に
1本のパンを盗んだ罪で投獄されたジャン・ヴァルジャン。
何度かの脱獄のため19年も服役していて、
やっと仮出所できた時は極度の人間不信になっており、
その上
身分証明書に前科者と書かれているため
社会からは受け入れてもらえず、職に就くことも宿に泊まることも出来ません。

『レ・ミゼラブル』 by Poran111


そんな浮浪者のような生活をしていたジャン・ヴァルジャンに
最大の転機が訪れます。
ある日、ミリエル司教の住居前に倒れこんだ彼を
司教は温かく迎え、食事とベッドを与えます。
それなのにジャン・ヴァルジャンは
屋敷の銀器を盗んで逃走します。
やがて警官に捕まり、司教の前に連行されますが、
司教は盗まれた銀器を
「彼にあげたもの。これも持って行きなさい」と
大切な銀の燭台を与えます。

この司教の情愛により
ジャン・ヴァルジャンは改心し、正しく生きていこうと決意します。
司教との出会いにより、
文字通り生まれ変わるジャン・ヴァルジャン。

その後
彼は身分を隠して富を築き、
市民からその人格を慕われて市長にまでなりますが、
自分と間違われてジャン・ヴァルジャンとして捕えられた男がいることを知り、
激しく逡巡します。
このまま知らんふりをすれば、市長として生きていけますが、
無実の罪で投獄される男のことや
事実を隠して自分だけ助かることへの罪の意識に苛まれ、
ついに裁判所で自分の正体を明かします。

また、
自分を執拗に追いかけてきた警官ジャヴェールの命を救う場面では、
彼を憎んでいないことを告げ、
逆にジャヴェールは
自分の中の正義の意味が揺らぎ始め、強く悩みます。



私は
このようなジャン・ヴァルジャンの態度、
「他人が犠牲になっても自分だけ助かればいいとは思えなかったこと、
自分を追いつめて苦しめ続けた警官を憎んでいないこと」などが
強く心に残っています。

人間としてこうありたいと願う姿を
生まれ変わったジャン・ヴァルジャンが体現しているからでしょう。

『レ・ミゼラブル』コゼットとジャン・ヴァルジャン by Poran111


それぞれの役者さんの歌も素晴らしかったですし、
ジャン・ヴァルジャンを演じたヒュー・ジャックマンもとても良かったです。


『レ・ミゼラブル』~「六月暴動」の場面 by Poran111




私にとってミュージカルとは
「歌って踊るもの」というイメージが強いのですが、
その原点は
何といっても
『ウエスト・サイド・ストーリー』にあります。
1961年に日本で初上映されたこの映画は
バーンスタインの音楽も出演者の踊りも素晴らしく、
小学生だった私は姉に連れられて見に行ったのですが、
その時の感動と興奮は忘れられません。

当時はビデオもDVDもありませんでしたが、
リバイバル上映というのがあって、
この映画は何度もリバイバルされました。
 
その度に観て感動していました。

『ウエスト・サイド・ストーリー』 by Poran111


そういえば、『レ・ミゼラブル』には
踊りはありませんでした・・・

でも、とても心に沁みるいい映画でした。