2009年4月30日木曜日

ハナミズキ

五日前、3週間ぶりに東京に戻って来ましたら、こちらは新緑に溢れていました。 
葉を落したままの木々に囲まれ、まだ雪も残っている山から下りてくると、この緑の街は活気に満ち、明るく、生き生きして見えます。
我が家の庭もいつの間にか、もみじは柔らかい葉を茂らせ、ヒメシャラも木陰を作るほどになっています。
反面、水仙は花が終わり、ラナンキュラスは枯れ、雑草が伸び、狭い庭は荒れ放題。慌てて草むしりです。
東側に咲くハナミズキが満開で、空に向かって白い花をこぼれんばかりに咲かせています。
昔は1階の窓から程よく見える高さだったのに、今は2階の窓から見下ろしてちょうど良いくらいに伸びてしまいました。
もっと早めに剪定していればよかったのかもしれません・・・。


2009年4月20日月曜日

フキノトウ

今年もフキノトウの季節になり、フキノトウの天ぷらやきんぴらを作ってみましたが、定番のフキノトウ味噌もたくさん作りました。冷蔵庫に入れておけば3か月は持つそうなので、いろいろ使えそうです。
やはり温かいご飯にのせていただくのが一番美味しいのですが、お豆腐や茄子の天ぷらにのせても美味しいです。




そして、今日のランチにフキノトウのスパゲッティを作ってみました。
オリーブオイルでベーコンと胡桃、下処理をしたフキノトウ(生)を炒め、ゆでたスパゲッティを加え、お皿に盛った後、さっと湯がいたフキノトウをトッピングしました。味付けはベーコンの塩味とコショウ、コンソメ少々です。 


あれほど苦手だったフキノトウの苦みも今は美味しいと感じるようになり、この短い季節にしか出会えない味を楽しめるようになりました。

2009年4月14日火曜日

高遠の桜

昨日、 4年振りに高遠城址公園の桜を見て来ました。満開でしたので、あたり一面濃いめのピンク一色でした。
お天気も大変よく、最後のお花見日和ということもあって、すごい人出でした。


お堀(今は水がなく、散策できます)に一部残った水溜まりにせりが自生していて、そばに桜の花びらが浮かび、春らしい光景です。  


4年前と同様に、高遠中学校の校庭が臨時駐車場になっており、トイレも使えるように校舎の入口にはスリッパが並べられています。
女性用トイレの入り口には中学生らしい可愛い装飾文字が・・・。歓迎されているのがよく分かります。有難いことです。


トイレ前には黒板があり、桜の開花状況などが記されています。来場者のメッセージも加えられ、中学生へのお礼が述べられています。  


山と桜に囲まれた中学校の校庭。  


中学校の正面玄関前には見事な枝垂れ桜が満開でした。 
校内ですれ違う中学生は、私達に元気に礼儀正しく挨拶してくれ、生徒も自然環境も素晴らしい中学校でした。 


高遠城址公園の詳しい写真はPoranへ。
高遠城址の桜は見事でしたが、人が多く、当たり前ですが観光地化されており、私には新府城跡の桜 のようにひっそりと咲いている桜の方が好みに合っています。

2009年4月12日日曜日

イースターエッグ

今日はイースター(復活祭)でした。それでイースターエッグを飾ってみました。
次男がカトリック教会付属の幼稚園に通っていたことがあって、そこのバザーで購入したものです。


薄い青色に塗られた卵形の大理石に、可愛い花がペイントされています。もうずいぶん昔のものなので、全体の青色が褪せてしまいました。
私達家族は夫の転勤に伴い、引っ越しを繰り返してきました。犬も一緒に・・・。
このカトリックの幼稚園は、次男の初めての転校(転園)先でした。長男は2つの幼稚園に通ったあと、2つ目の小学校に転校した所です。
このイースターエッグを見ると、その頃のことを思い出し、とても懐かしいですね。


結局、息子たちはアメリカでの学校を含めて、
長男は幼稚園2つ、小学校2校(転校の回数では3回・・・同じ学校に戻ったので)、中学校2校、高校2校、
次男は幼稚園2つ、小学校3校、中学校2校、転校してきました。
子供なりに大変だったろうと思います。反面、どんな環境にも適応していく術を身につけてくれたのではないか、と思っています。

2009年4月10日金曜日

なるほど・・・

先日、法事で熊本に行った友人から写メールがきました。お食事をしたお店に掛かっていた書だそうです。


画質はよくありませんが、
気はながく、心はまるく、腹たてず、
口つつしめば、命ながかれ

なるほど・・・。

2009年4月6日月曜日

孔雀のランプ

3年半前、扇形に広がった筒型のランプを作ってみたくて、全体の形をいろいろ考えた末、孔雀のランプに決め、先生にデザインを描いてもらいました。
まずはランプを支えるベースを探すことから始めましたが、イメージに合うものがなく、沢山のお店を見て回りました。
ランプを差し込む内側に出っ張りがあるとガラスにぶつかるので、内側はすっきりしたものに限ります。
見た目も安っぽいものではなく、また強度も必要です。
これらの条件に合ったものはなかなか無く、やっと伊勢丹で見つけました。


途中で中断したこともあって、ベースの購入からランプの完成までに2年もかかってしまいました。 
1,086 ピースのランプですので、型紙やガラスのカット、カッパーテープ巻きだけでもかなりの時間を要します。
私はある程度ピースが多い作品を作る時はエクセルで表を作り、ピース番号で型紙、ガラスなどを管理しますが、この作品はその表が大いに役立ちました。


羽の赤いガラスに囲まれた青いガラスは、ハンダ付けをすると何故かその熱でヒビが入り、30枚ほど取り換えました。
やっとハンダ付けが終わり、薬品をお風呂場で洗い流していた時、手が滑ってランプが倒れて蛇口に当たり、20枚ほどのピースが割れてしまいました。もう泣きたい気持でした。
割れたガラスを壊して外し、型紙を取り直して新しいガラスをカットして入れ直しました。
  

羽の多くの部分を占める緑のガラスはドイツ、ランバーツ社のアンティークガラスです。
高価なガラスですが、先生とガラス問屋に行って選び、かなりの量を購入しました。緑と青の入り混じった美しいガラスです。
首の青いガラスはランバーツ、
羽の丸い青と胸の黄緑色はランバーツのオパック (透明ガラスに半透明ガラスの薄い層を被せた=2層にしたガラス)、
胸の白はヤカゲニー、オレンジはオセアナ、羽の赤はブルザイ、黄色はシカゴアートです。
ランバーツのガラスはすべてアンティーク。それ以外はアメリカのガラスメーカーです。
それぞれ大変気に入っているガラスですが、ガラス代がかなりかかった作品となりました。
このランプでステンドグラスはやり尽くした感があって、この後ほとんど作っていません。

2009年4月2日木曜日

ホームべーカリーとバナナパン

ご近所のNanaさんが、美味しいバナナパンのレシピを教えて下さっていたので、ホームベーカリーで作ってみました。
バナナの香りと味、生地はふんわり、美味しかったです♫
私は、蓼科で「美味しいパンを買うためだけに山を下りる」ということが面倒になり、1年前ホームベーカリーを買いました。
この買い物は大正解でした。
材料を放り込んでおけば、焼きあがるまでコトコトカタカタせっせとパン作りに励んでくれます。
焼きあがり時刻を予約できますし、具もいろいろ変えられます。天然酵母でも焼けます。しかも美味しいのです。
面白くていろいろなパンを焼きました。
子供が小さい頃、バターロールやその生地であんパンやチーズパンを作っていましたが、今はもう生地をこねる気力がありません。
今はホームべーカリーで生地だけ作り、ウィンナーロールやチーズパンを作りったりします。
バナナパンもホームベーカリーを買って、今まで2種類ほど作ってみましたが、バナナの味も薄く、膨らみも悪く、イマイチでした。


このNanaさんのバナナパンは、バナナが2本(今までのは1本)、卵が入っている、薄力粉が少し入っている、という点が違うので、美味しいのでしょう。



2009年4月1日水曜日

「生活と芸術ーアーツ&クラフツ展」

今日、四ツ谷に用事があったので、足を伸ばして上野に行って来ました。 
時折小雨がぱらつく生憎のお天気でしたが、上野の森はお花見客でいっぱいです。
平日のお昼なのに、サラリーマン風のグループが宴会を開いていましたし、家族連れ、若者のグループなど、みんな楽しそうでした。海外からの観光客も結構来ていました。



その人混みの中を通り抜け、東京都美術館で開催中の「生活と芸術ーアーツ&クラフツ展」を見て来ました。


19世紀後半にイギリスで興ったデザイン運動の広がりを、ウィリアム・モリスを中心とするイギリス、ウィーン工房が輝いたヨーロッパ、柳宗悦らの日本の民芸運動までたどった展示会です。
柳宗悦らが昭和初期に建てた「三国荘(みくにそう)」の再現もありました。日本の民芸に興味のある方には見応えがあるかもしれません。
私はウィリアム・モリスのいくつかのファブリック、クリストファー・ウォールのステンドグラス「聖アグネス」、オットー・ヴァーグナーの「郵便貯金局会議室のアームチェア」、ヨーゼフ・ホフマンの「カトラリー」などが印象に残りました。
日本の美術館は写真が撮れず残念です。




平日でしたが、来場者が多く、人々の関心を集めている展示会なのだと思いました。