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山に戻ってから少しずつガラス制作を始めました。
いろいろ試したいものを作っていますが、
そのひとつに初めての型で作ってみたものがあります。
ガラスで成形するとき使う型は主に市販のものを使いますが、
私の電気炉には大きすぎたり、小さくて実用的でなかったりするものが多く、
自分で型を作ることもあります。
陶芸用粘土やファイバーボードで作りますが、
どれも簡単なものです。
そこで昨年
別荘地のお知り合いで陶芸をされているご夫婦に、
いくつか型を作ってもらいました。
その時
「陶芸用の型だけれど沢山あるのでガラスに使ってみてはどうですか?」と
頂いた型がありました。
深めの茶碗型で上手く使えたら便利な型になりそうです。
底の凸凹も魅力です。
それを今回使ってみました。
直径120mmの小皿を乗せて焼きます。
ところが焼成後電気炉の蓋を開けてみると、
型が見事に割れていました・・。
でもガラスは無事。
割れた型に沿って少しくぼみがあるもののヒビも入っていませんでした。
この上部の縁を切り取っていきます。
切り取り部分に亀裂が入ってどんどん高さが低くなり、
また底が少し片寄っていて良い形ではありません。
大きさも小さく、蕎麦ちょこくらいでしょうか・・。
見た目は今まで作った小鉢を小さくした感じですが、
底の凸凹が違います。
それでもどんな感じになるかな?と思い、
杏仁豆腐を入れてみました。
クコの実をトッピングして・・。
型が壊れてしまって二度と作れないのが残念ですが、
いろいろ工夫の余地があることがわかり、
結構楽しめた作業でした。