2008年5月27日火曜日

バラのランプ


私がステンドグラスを作るようになったのは、10数年前アメリカ滞在時、友人に誘われたことがきっかけでした。
初めは全く何も分からず、ステンドグラスがどのように組み立てられているのかも知りませんでした。一通り説明を受けて、ガラスのカットの練習から始めました。
第1作はリンゴでした。型紙通りにカットし、グラインダー(ルーター)で削った2ピースのガラスをカッパーテープで巻き、その2つをくっつけてリンゴの形にし、ハンダ付けをするという基本中の基本を習いました。 
次は立体のナプキンホルダー。そしてサンキャッチャー(パネル)、小さなランプと進んで行きました。
定番のティファニーのSMALL DOGWOOD(ハナミズキ)のランプを作ったところで帰国となりました。その頃の作品は人にあげたり、捨てたりで、手元には鏡や写真たてぐらいしか残っていません。
日本での生活が落ち着いて来た頃から、ステンドグラス教室探しが始まりました。新聞に載っていた教室展を見に行き、先生とお会いし、その工房に通うようになりました。その教室での第1作がこの「バラのランプ」です。
このバラのガラスはピンクとブルーが混じっていて、何とも言えぬ雰囲気をだしています。このように、ガラスによって作品の表情がかなり変わるので、ガラス選びは大切ですし、作者の個性が出ます。
日本での最初の作品であり、立体的にガラスピースをつなげるということが初めての経験だったので、とても思い出深い作品です。



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