昨日、諏訪湖畔にある『原田泰治美術館』に行って来ました。
この美術館の前は何度も通ったことがあるのですが、原田泰治の絵をキルトで再現するという企画展があるのを知って、初めて行って来ました。
私は針仕事が苦手なのですが、一時パッチワークを習っていたことがあり、この企画展に興味が湧きました。
諏訪は原田泰治の出身地で、諏訪市にご本人から絵の寄贈の話があった時、市側は多くの方に見ていただこうと美術館を作ることにしたそうです。それで公立としては全国的にも珍しい、画家の名を冠した美術館の設立となりました。
原田泰治の絵の世界は写真などで見たことがありましたが、原画は初めてです。キャンバス地にアクリル絵の具で描いてあるのですが、大変細かい描写で、神社の立て札の細かい文字まで描き込まれています。日本各地の懐かしい風景やブラジルなど海外の景色もあります。中には馴染みの土地もあり、思わず微笑んで見とれてしまいます。
この美術館の前は何度も通ったことがあるのですが、原田泰治の絵をキルトで再現するという企画展があるのを知って、初めて行って来ました。
この日は20分ほど、学芸員による説明がありました。
この『絵画キルト大賞』は、初年度は約200点、それ以降は毎年約100点の応募があり、その選考基準は①原画の雰囲気を忠実に表していること ②キルトの技術がより高度であること ③同じ点数であれば大きい作品、ということだそうです。
「原田泰治の世界をキルトで遊ぶ」とうたっていますが、あの細かい絵の世界をどの程度再現しているんだろうと、興味津津でした。
展示されている作品はさすが入選しただけあって、どの作品も原画に忠実で非常に細かい刺繍、アップリケ、キルト技術も見事なものばかりで大変感心しました。気の遠くなるような作業の連続だったことでしょう。
制作期間は半年から2年。80代の方の作品もありました。それぞれ制作者のコメントが書いてありましたが、「布探し、細かい作業に苦労したが、とても楽しかった」というのが共通していました。故郷や両親を思い出しながら針を進めたという方もいました。
大賞作品「大地のよろこび」はブラジルの田園風景を表現したもので、隣に並べられた原画の雰囲気がよく出ていましたし、スラッシュキルトを駆使して畑の畝や作物の立体感が出ていました。
諏訪は原田泰治の出身地で、諏訪市にご本人から絵の寄贈の話があった時、市側は多くの方に見ていただこうと美術館を作ることにしたそうです。それで公立としては全国的にも珍しい、画家の名を冠した美術館の設立となりました。
原田泰治の絵の世界は写真などで見たことがありましたが、原画は初めてです。キャンバス地にアクリル絵の具で描いてあるのですが、大変細かい描写で、神社の立て札の細かい文字まで描き込まれています。日本各地の懐かしい風景やブラジルなど海外の景色もあります。中には馴染みの土地もあり、思わず微笑んで見とれてしまいます。
「ボンネットバス」の絵でもバスの行先表示など、こんなに細かく描き込んであります。この絵は版画にもなっていて30数枚もの版木で作られたそうです。
東京大手町の逓信総合博物館では、~原田泰治の切手原画をめぐる日本の四季「ふるさと心の風景展」~が開催されています。ご近所のmomaさんさんが行かれて、良かったそうです。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。