オーストラリアから帰国して
随分時間が経ってしまいましたが、
主な観光地について少しずつ書いていきたいと思います。
◆
現在シドニーに住む長男一家が
前から遊びに来るよう言ってくれていたのですが、
キューバやポルトガル旅行が先行し、
今年4月やっとオーストラリア行きが実現しました。
4月3日から27日まで、久しぶりの長期旅行です。
今回の旅行に関し、
夫と二人で行く所は航空券、ホテル、レストラン、現地のツアーなど全て
夫があらかじめネットで手配してくれましたし、
長男一家と行く所は全て長男夫婦が予約してくれましたので、
私は相変わらず頼りになる添乗員さん付きの旅行者となりました。
私達夫婦にとって初めてのオーストラリア、南半球への旅です。
折角ですので、
日本からシドニーに直行するのではなく、
メルボルンに寄って行こうということになりました。
4月3日、成田発のカンタス航空機は
悪天候のため1時間ほど遅れて、21時30分に出発しました。
初めて搭乗したカンタス航空機~メルボルン 4月4日午前9時15分
翌4月4日(火)朝の8時47分、
メルボルン国際空港(タラマリン空港)に到着。
無人入国審査「スマートゲート」のおかげで、人が多い割に審査はスムーズに進み、
機内で書いた入国カードには
持ち込めない食品や薬が明確に書かれていましたので記入しやすく、
持ち込めない食品や薬が明確に書かれていましたので記入しやすく、
検疫検査もカードを見せればあっという間に通り過ぎました。
スーツケースを受け取り、空港での中国人の多さに圧倒されながら、
タクシーに乗り、ホテルへと向かいました。
こじんまりとしたホテルは料金相応の設備でしたが、
トラムの駅に近く、メルボルン観光にはとても便利でした。
宿泊した「マグノリア・コート・ブティックホテル」(メルボルン)
後でわかったことですが、
この辺りは高級住宅地とのこと。
医者や弁護士の住居が多いそうです。
そう言われてみれば、
市の中心地に近い割に静かでゆったりした感じです。
宿泊したホテルの目の前の光景
ホテルに荷物を預けて早速市内観光に行くことにしました。
市内での交通手段はトラム(路面電車)ですので、
乗車に必要なマイキーカード(スイカのようなICカード)をどこで購入したらよいか、
ホテルの人に聞きました。
ホテル近くのセブンイレブンで購入可能、トラムの駅もその近くだというので、
住宅街を散策しながらセブンイレブンに向かいます。
セブンイレブンの親切な店員さんに相談しながら
2日使う分くらいチャージしてトラムに乗りました。
市の中心地はフリー・トラムゾーンなので無料ですが、
そのゾーンを離れると料金が発生しますので、マイキーカードは必要でした。
トラム、バス、電車など公共交通機関に乗るためにはマイキーカードを使うしかなく、
日本のように乗車券というものはありません。
これはシドニーでも同様でした。
私達が泊ったホテルはフリーゾーンの駅外側、歩いて10分くらいの所にありました。
私達が泊ったホテルはフリーゾーンの駅外側、歩いて10分くらいの所にありました。
フリー・トラムゾーンを走るシティ・サークルトラム(無料)
いろいろなタイプのトラムがありました
トラムの駅は椅子や表示板があって一部ガラスで囲われたものもありますが、
路面から直接乗り込む駅もあり、どこが駅かしら?と一瞬戸惑いました。
これはきちんとしたトラムの駅です
トラムに乗って最初に
フェデレーション・スクエアにあるメルボルン・ビジターセンターへ。
街の地図や色々なパンフレットを貰って、
道路を挟んで隣にあるフリンダーズ・ストリート駅を見学。
この駅はメルボルンと近郊を結ぶターミナル駅で、
ルネッサンス風の建物です。
ロンドンのセントポール寺院の円形屋根を模して造られたそうで、
1854年オーストラリアで初めてここから汽車が出ました。
フリンダーズ・ストリート駅
フリンダーズ・ストリート駅の斜め向かいに
セント・ポール大聖堂があります。
中に入ってみましたが、撮影禁止ですので
残念ながら内部の写真はありません。
セント・ポール大聖堂 St.Paul's Cathedral は
1891年建造でメルボルンのあるビクトリア州を代表する
英国国教会派のカテドラルで、メルボルンの三大ゴシック建築の一つです。
(ほかの二つはセント・パトリック大聖堂とセント・ジョン・アングリカン教会)
大きな交差点の角に建つセント・ポール大聖堂
教会を後にしてメルボルンの中心地シティを歩きましたが、
ここでも中国人とインド系の人が多いことに吃驚しました。
途中、ピザ屋さんでランチです。
客で込み合うピザ屋
外から見ると込み合っていましたので、美味しいだろうと思ったのですが、
大正解、大変美味しいピザでした。
私は一番好きなマルゲリータを注文。
大きなピザです。とても美味。
ランチの後も街中をぶらぶらして
またトラムに乗っていったんホテルに戻り、
夕食にまた出直すことにしました。
トラムから見るビクトリア・ハーバー 4月4日13時37分
ホテル近くのトラム駅で降り、
セント・パトリック大聖堂を見学しながらホテルに戻りました。
セント・パトリック大聖堂 St Patrick's Cathedral は
90年以上の年月をかけて1939年に完成した
オーストラリア最大のカトリック教会です。
セント・パトリック大聖堂・・・尖塔の高さ10.5mのゴシック建築
聖堂の奥行92.2m
聖堂は美しいステンドグラスで囲まれています。
セント・パトリック大聖堂のステンドグラス
ホテルで荷物をほどいたり、休憩をしてから
再びトラムに乗って街中に繰り出しました。
夫が予約してくれたステーキの美味しいお店で夕食です。
カキも前菜で頂きました。
パンについてきたオリーブオイルにバルサミコ酢が垂らしてあります。
サラダで使うことの多いこの組み合わせが新鮮だったのでパチリ。
パンに良く合います。
ステーキハウスにて 18時30分
メルボルン Melbourne は
オーストラリアで一番英国風といわれる街ですが、
1837年初めて都市計画が承認され、
当時の英国首相メルボルンからその名がつけられました。
1851年ビクトリア内陸部で金鉱が発見されて急激に発展し、
ゴールドラッシュの波が引いてからは工業都市として発達を続けました。
オーストラリアの開拓が始まったのは
1770年スコットランド人のジェームズ・クックが
シドニーのボタニー湾に上陸してからです。
そして1828年オーストラリア全土がイギリスの植民地となり、
前記の通り1837年にメルボルンの都市計画が始まり、
1901年には事実上イギリスから独立します。
初めての入植が今から247年前、
英国からの独立が116年前と、
オーストラリアは
随分新しい国なのだと改めて思いました。
◆
次回は「世界で一番美しいオーシャンロード」と言われる
「グレート・オーシャン・ロード」について書きたいと思います。
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