2010年2月22日月曜日

実験3

自宅の電気炉でガラス焼成の実験を続けていますが、実験1(2段で焼く)、実験2(1段で焼く。ガラス棒を乗せる)の次に、実験3として銅を挟んで焼いてみました。
2枚以上のガラスを組み合わせて焼成する時、ヒビが入ったり割れたりするのを防ぐために膨張係数(ガラスが熱によって膨張する度合)が同じものを使います。
ガラス同士でもそのように注意を要しますが、異素材はさらに難しいと思われます。
その中で銅はガラスと相性が良い素材と本(下「キルンワーク」)に書いてあったので、どうしても試してみたくなりました。

銀箔は教室で使用したことがあり、その相性の良さは分かっていたのですが、銅は未経験でした。
それで先日東京に行った時、東急ハンズで薄い銅板、銅のメッシュ(荒目、細かい目の2種)を買ってきました。
銅が酸化する前にガラスと熔着すると赤くなる場合があるというので、
①透明なガラスと不透明なガラスの場合で違いが出るか?
②クリア(無色透明)のガラスではどうか?
③銅板、銅メッシュの荒目、細かい目では違いが出るか?
の3点が知りたくて、そのようにガラスを組み合わせ、銅を乗せてみました。
2段で同時に2枚焼いてみましたが、2層目のガラスはどちらもクリアガラス1枚です。

 焼く前はこのように綺麗な銅色です。(1段目)


↓ ところが焼いてみると、銅が焦げてしまい真黒です・・・(ーー;) 特に荒目のメッシュがひどく焦げてしまいました。
温度が高かったようです。温度が低すぎると、ガラスが熔けないので、ガラスと銅にとって丁度よい温度を探るしかありません。
image from www.flickr.com

 ↑ しかも亀裂が入り割れています(上部 荒目のメッシュの所)。
型に乗せスランピングした時、ガラスが引っ張られるのに銅がついていけず、
ちょうどガラスとガラスの継ぎ目のところからヒビが入ってしまいました。
スランピングの影響をあまり受けない底の部分に銅を入れたら良かったかなと思っています。 


2段目のお皿は小さいせいか、スランピングしてもお皿のカーブが緩いので、ヒビが入りませんでした。
銅板の焦げも少なく綺麗な赤が出ていました。 


  スランピング後


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