2009年9月3日木曜日

ムラーノ島の花瓶

2年前のイタリア旅行でヴェネツィアの本島に滞在した時、夫と二人でムラーノ島に行って来ました。
ムラーノ島は700年の歴史を持つヴェネツィアン・グラスの生産地です。
どうしてもこの島に行ってみたくて、ヴェネツィアで自由行動の日程が組んであるツアーを選びました。 
沢山のグラス工房とお土産物屋が川の両側にびっしりと並び、見疲れるぐらいでした。
芸術作品のようなものから、工房のお試し品までいろいろあります。お値段もピンからキリまで。
初めに覗いた裏通りの工房付属のような小さなお店に気の利いたものがあり、後で買おうと思っていたのに、歩き疲れてもう戻る気が失せ、最後の方に入ったお店で見つけたのがこの花瓶です。
大きさも色合いもフォルムも気に入り、記念に買って来ました。
ムラーノ島では友人たちへのお土産もたくさん買い、ガラス製品でスーツケースが急に重くなりました。




ヴェネツィア共和国はアドリア海のヴェネツィア湾にできたラグーナ(潟)の上に築かれた水の都ですが、1291年、ヴェネツィアン・グラスの技術が他国に漏れるのを恐れ、すべてのグラス工房をムラーノ島へ移しました。
私達は、水上バスに乗り、そのムラーノ島へ。






私にとってヴェネツィアは、若い頃見た映画「ベニスに死す」(1971年、監督ヴィスコンティ)の老人と美少年、ビデオで見た「旅情」(1955年、監督デヴィッド・リーン)のキャサリン・ヘップバーンと赤いヴェネツィアン・グラス・・・の印象が強かったのですが、ステンドグラスを作るようになって、ガラス全般に興味が湧き、グラス工房の集まるムラーノ島は是非一度訪れたい場所でした。



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