お墓参りのため上京して1週間ほど東京に滞在しましたが、用事があって毎日のように暑い東京の街を歩いていました。
そんなある日、友人と音羽の鳩山会館に行ってきました。
そこにある小川三知(おがわさんち)のステンドグラスが目的です。
会館の中にあるステンドグラスはほとんど小川三知の作品です。
地下鉄有楽町線の江戸川橋で下り、音羽通りを護国寺の方に向かって行くと、右側に鳩山会館があります。
↓通りに面した門を過ぎて、都心とは思えない樹木に覆われた坂道を上ると、正面玄関に着きます。
1階は第1、第2、第3応接室とサンルームが続きます。
小川三知は大正から昭和の初めに活躍したステンドグラス作家です。
渡米して苦労の末、ステンドグラスを学びました。帰国後の最初の仕事は慶應義塾大学図書館のステンドグラスです。
その後、従来の西洋的なものとは異なる「日本画のようなステンドグラス」を制作しました。
残念なことに関東大震災や戦災でその作品の多くが消失し、現存するものは少ないそうです。
↓ これが有名なステンドグラスです。2階へと続く階段の踊り場にあります。
思っていた通り、素晴らしい作品でした。五重塔の朱色のところは2重構造(2枚のガラス)になっていて、立体的に見えるようになっています。踊り場にあるのですぐ近くで見る事が出来、作り方などが良くわかります。
携帯では上手く撮れていなくて、これはパンフレットの写真です。
庭に出て、池の鯉などを見ました。
今は特にこれといった花は咲いていなくて、ちょっと寂しい感じの庭でした。
パンフレットによると、薔薇の季節にはこのような豪華な庭となるようです。↓
その日は、団体客の時間とぶつからなかったせいなのか、もう鳩山さんが総理ではないからなのか、あるいは、これが一番の理由だと思いますが、あの狂ったような暑さのせいなのか、入館者がまばらで、ゆっくり見学する事ができました。
会館を出た後、椿山荘まで歩き、レストランで軽いランチを頂き、庭を散歩して帰りました。
椿山荘の庭は樹木が多く、ゆったりしていて、いいですね。
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