11日の大地震発生以来テレビに映し出される被災状況に胸を押しつぶされるような痛みを感じながら、何も手につかずぼんやり日を過ごしていました。
そのうちテレビを見る時間が減っていき、福島原発に関して専門家や放射線治療チームが書いている記事をネットで読むようになりました。私は原発に関してほとんど知識がありませんでしたので、少しでも正確な情報が欲しいと思ったのです。
今回の災害では多くの人の命が失われ、今なお見つからない家族を捜し歩く人々の姿は涙なしには見られません。その一方で9日ぶりに救出された80歳の祖母と16歳のお孫さんの姿にどれほど多くの人が感動し、勇気づけられたことでしょう。
また、地震発生翌々日にはロンドン在住の日本女性から暖かいお見舞いのメッセージを頂きました。そのメッセージには、ご自分たちの募金だけではなくFacebookを通じて一人でも多くの人の協力を得たいとありました。
この若く才能あふれるデザイナーの女性とはブログを通じて知り合ったのですが、遠く離れた日本の被災者の為に行動を起こして頂き、本当に有難いと思っています。
私もいつまでもぼんやりしていては駄目だとやっとガラス制作を再開しました。それまではガラスに触れる気にもなれず、離れの作業場に行くこともできませんでした。
このお皿は地震前に作りかけていたものですが、まだ雪が残る蓼科の山に早く新緑の季節が来ないかしら・・と思って作っていました。
今は被災された地域に一日でも早く暖かい春が来て欲しいと願っています。
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