2016年6月27日月曜日

北スペイン・ポルトガル旅行記(2)カストロへリスCastrojeriz

スペインの北部ピレネー山脈を越える峠付近から
サンチャゴ・デ・コンポステーラに至る地帯に
「サンチャゴ巡礼路 ( カミノ・デ・サンチャゴ Camino de Santiago ) 」と呼ばれる道が
約800Km延びています。

最盛期の12世紀には年間約50万人もの巡礼者がこの道を歩いたそうです。
1993年に世界遺産に登録され、
現在でも同じ道を巡礼者が、徒歩、自転車、車などさまざまな手段で辿っています。

今回私達は巡礼路を歩くことはありませんでしたが、
その通過地点である町を訪れました。

下の地図で赤い四角で囲ってある所です。

前回の記事のブルゴスから始まって、
カストロへリス→レオン→アストルガ→サンチャゴ・デ・コンポステーラへと行きました。

今回は2番目のカストロへリス Castrojeriz についてです。

巡礼の道~ブルーガイド「わがまま歩き スペイン」より


6月7日昼食後ブルゴスを出発して1時間ほどバスに乗り、
カストロへリス Castrojeriz 村に着きました。

ブルゴスからカストロへリスへ行く途中
バスの中から風車をよく見ました・・・スペインの風力発電は全体の約20%だそうです


途中の道からカストロへリス村が見えました。
綺麗な赤いポピーの向こうにこじんまりとした村が静かに佇んでいます。

丘の麓にカストロへリス村がありました


人口2,000人ほどの小さな村は丁度シエスタの時間で、
村全体が眠ったように静かです。

ここが巡礼路であるという表示


この日は31℃もあり、巡礼者も暑そうでした。
通常、巡礼は朝早く出て
暑い日中は休み、夕方宿に着くようにするそうですが、
今回は暑い中を歩いている若者をよく見かけました。

杖を持ち大きなリュックを背負って巡礼者が歩いていました
・・・リュックにぶら下がっている白いものがホタテ貝


村の人はほとんど家の中のようです。

ほぼ人がいません・・


ところどころに巡礼路の方向を示す標識があります。
ホタテ貝のマークが目印です。



サント・ドミンゴ教会もシエスタ中で閉まっていました・・・。

サント・ドミンゴ教会


とても暑かったので、
2軒開いていたバルの1軒で
アイスクリームやジュースを頂いて休んでから、
カストロへリス村を後にしました。

今夜宿泊するレオンのパラドールに行く途中、
聖アントニウス修道会 Convento de San Anton の廃墟に立ち寄りました。

今は外壁の一部と門しかありませんが、
ちょっと雰囲気のある所です。

聖アントニウス修道会の廃墟


この聖アントニウス修道会の修道士が中世に流行した難病を奇跡的に治し、
苦しむ人々を助けたそうです。

そして今、巡礼者はこの門を通ってカストロへリスに向かいます。

聖アントニウス修道会の門


さて巡礼者はシンボルとして
ホタテ貝の貝殻をぶら下げて巡礼路を歩きますが、
何故ホタテ貝なのでしょう?

ホタテ貝を模した家のブザー


それにはいろいろな説があるようです。

①巡礼が命がけの旅だった昔、
無事目的地のサンチャゴに着いた巡礼者が特産のホタテ貝を食し、
その記念として貝殻を持ち帰ったので、サンチャゴ巡礼のシンボルとなった

②夜、信心深い騎士が海岸で馬に乗っていたが
馬と共に海に落ちてしまった
騎士がヤコブ(サンチャゴのこと)に必死に祈ったところ、
体が浮かび上がり陸に戻ることができた
その時、騎士と馬にホタテ貝がびっしりついていた

③ビーナスの誕生にも描かれているホタテ貝には
再生の意味が含まれ、
古い自分を葬り、目的地に着いた時再生すると言われている巡礼と
合っている

などなど・・・

昔はその貝殻で食事を貰ったり、
飲み物を飲んだりしたそうです。

道路や家の前にホタテ貝のシンボルが沢山あります
これも家のブザーです



次回は今夜宿泊するレオンのパラドールです。



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