2008年10月25日土曜日

ランプ Dragonfly


ステンドグラスを作っていると、いつかはトンボ(Dragonfly)のランプを作ってみたいと思うようになります。
初めはトンボや魚などはグロテスクで嫌だと思っていましたが・・・。
このランプで気をつける作業といえば、トンボの翅(はね)です。
トンボの形にカットしたガラス(オレンジと赤)の上に、トンボの形をしたフィリグリーという金属をのせハンダ付けします。
翅の部分は細かい網状になっているので、注意しないとハンダが隙間に落ち、綺麗な網状になりません。
それと平面状のガラスを球体に張り付けるわけですので、どうしても無理が生じます。
特に長い翅は球体から飛び出てしまいます。
飛び出た翅と背景(青)をつなげるハンダは壁のように厚くなります。
ハンダを重ねていく時、下のハンダが溶けて落ちるのを気をつけながら仕上げていきます。
この2点が少し骨の折れる作業となります。
背景の青いガラスはウロボロス (Uroboros) で、1枚のガラスです。1枚の中にこれだけの色が混ざり合っています。
これもリップル(ripple glass) の激しいガラスで、カット、カッパーテープ巻きに時間がかかりました。 


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