先週の東京は桜も終わりかけていました。
私の東京の家の最寄駅周辺は桜の名所ですが、
私が行った時はもうほとんど桜は散っていて、
少しだけしか残っていませんでした。残念です。
4日は良いお天気になりましたので、
姉二人と両親のお墓参りに行って来ました。
お墓を掃除してお花を手向け、お線香をお供えして
両親に近況を報告しました。
父が亡くなって31年、母が逝ってから12年が経ちました。
早いものです。
新しく出来たKITTE(キッテ)は私にとって初めて入る商業ビルです。
1階の一部に東京中央郵便局が残り、
他はレストランやいろいろなショップが入っています。
地下1階、地上6階の各フロアには
日本を意識したお店が集まっていますし、
屋上にはKITTEガーデンがあるそうなので、
次回はゆっくり見に行きたいと思います。
三菱一号館美術館に向かいました。
三菱一号館美術館には初めて入るのですが、
大きな美術館とは違ってこじんまりとして、
落ち着いた雰囲気でとても良かったです。
「奇跡のクラーク・コレクション」です。
イタリア・ルネサンスから近代に至るまでのヨーロッパの絵画、工芸品を
時代や地域を超えて幅広く所蔵しています。
中でも
30点以上にのぼるルノワール作品は世界中の印象派愛好家が
一度は見たいと憧れるコレクションだそうです。
私は小さな頃、家にあった画集の中でも
ルノワールの画集をよく見ていました。
子供の頃から優しいふんわりとした色合いが好きでした。
「うちわを持つ少女」は
当時流行のジャポニスムの影響が見られます。
モデルはコメディ・フランセーズの女優だったと思います・・・
文部省芸術担当次官の娘たちの肖像画として注文されましたが、
依頼主が作品の出来栄えに不満で受け取りを拒否。
でも、とても華やかで魅力的な作品です。
その他にもいろいろいい絵がありましたが、
ルノワール自身はまるで評価していなかったという壮年期の自画像が
ちょっと切迫感があり、私はとても好きでした。
この展覧会では
ルノワールの他、コロー、ミレー、シスレー、モネ、ピサロ、ドガ、
マネ、ロートレック、ボナールなど印象派とその前後の作品が見られます。
ロバート・スターリング・クラークと
パリで出会って結婚したコメディ・フランセーズの女優フランシーヌが
欧米で収集したコレクションです。
スターリングの祖父はシンガーミシンの設立者で、
スターリング他3人の孫がその莫大な遺産を受け継ぎます。
彼は
イェール大学卒業後、米国陸軍将校としてフィリピンに赴任、
その後パリにわたりフランシーヌと出会います。
そして
結婚後夫婦で絵画の収集を始めました。
スターリングは自分の眼だけではなく
妻フランシーヌの審美眼を信じ、
二人で作品を選定・購入していったそうです。
◆◇◆
1週間の東京滞在中ほとんど1日中外を歩き回っていましたので、
とても疲れましたが、
内容の充実した毎日でした。
本当は渋谷Bunkamuraで開催中の「ルーベンス展」にも行きたかったのですが、
もう少し長く滞在しないと私の体力では無理そうです。
山では毎日散歩しているので歩くのは大丈夫、と思っているのですが、
東京に行くといつも自分の運動不足を痛感します。
別荘地を歩くのと
都会のビルの中を歩いたり電車の乗り降りでは勝手が違うのでしょう。
人混みに気疲れしてしまうのでしょうか・・
友人には
「charanさんは東京育ちなのにどうしちゃったの~?!」
って言われます(@_@;)
もっと頻繁に東京へいかなくっちゃ~ですね^^
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