先週の火曜日から日曜日まで東京に行っていました。
上野の美術館に行った3日は嵐のような天候でした。
10時前に恩賜公園に着いた時は風が強く、
葉桜になっていた桜は
残りの花を雨の中に投げつけているかのように揺れていました。
雨女の私が雨風を連れてきたかのようなお天気です・・・
上野の美術館に行った3日は嵐のような天候でした。
10時前に恩賜公園に着いた時は風が強く、
葉桜になっていた桜は
残りの花を雨の中に投げつけているかのように揺れていました。
雨女の私が雨風を連れてきたかのようなお天気です・・・
ベラスケス、ゴヤと共にスペイン三大画家の一人とされるエル・グレコ。
16世紀から17世紀のスペイン美術の黄金期に活躍しました。
エル・グレコ(1541-1614年)については
昨年のスペイン旅行で現地のガイドさんから聞いた話を元に
旅行記に書きましたのでご覧ください。
↓
スペイン旅行(3)マドリッドMadrid②プラド美術館
及び
スペイン旅行(7)トレドToledo
こちらを見つめる眼からなかなか目が離せません。
この展覧会には
プラド美術館、ボストン美術館やトレドの教会などから
油彩及びテンペラ画51点が集められました。
その中で
今回初来日した「無原罪のお宿り」が一番の目玉でしょう。
3メートルを超す大作で圧倒的な存在感があります。
午後は近くの国立西洋美術館の「ラファエロ展」へ行きました。
ルネッサンスを代表するラファエロ・サンツィオ(1483-1520年)。
宮廷画家である父の工房で修行したのち、ペルージャのペルジーノ、
フィレンツェのレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロの画風を吸収して名声を高めます。
ローマのヴァチカン宮殿の壁画や宗教画、肖像画を数多く描き、
19世紀半ばまで画家にとって絶対的な手本とされました。
エル・グレコを見てからラファエロを見ると
その優美さに見惚れます。
37歳で病死したことが残念でなりません。
19歳の時描かれた「聖セバスティアヌス」では
衣服の繊細な金模様がとても美しく描かれています。
ラファエロは生涯に数多くの聖母子像を描いていますが、
この「大公の聖母」は代表作品のひとつです。
暗い背景は後世塗りつぶされたもので、
当初は建物などが描かれていたことが
近年のX線による調査で分かっています。
完全な均衡を保ちながらも生命感と優しさに満ちたこの作品は
幾世紀にもわたり完璧な絵の典型とされたそうです。
いつまでも見ていたい絵でした。。。
エル・グレコ展の方が内容が充実していました。
西洋美術館を出る頃には雨も風もすっかり止んでいて、
朝の風雨が嘘のようなよいお天気になっていました。
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