2012年6月30日土曜日

スペイン旅行(6)アランフェスAranjuez

ホアキン・ロドリーゴの名曲「アランフェス協奏曲」で有名なアランフェス。

マドリッドから南48Kmに位置するアランフェスは
荒地の多いカスティーリャ地方の中で珍しく沃野にあり、
タホ河畔の緑豊かな街です。

この土地は1178年にサンティアゴ騎士団に報奨として与えられた場所で
騎士団はこの地に家を建て土地を耕して畑を作り、
戦いの後の体を休め、穏やかに暮らしていました。

アランフェス王宮正面 2012.6.2 by Poran111

ところが15世紀末、この地を訪れたカスティーリャ女王イサベル1世(1451-1504)は
その豊かな環境をいたく気に入り、王家の物としてしまいました。
騎士団は追い出されたのです。

このイサベル1世はイスラム王国となっていたグラナダを1492年に制圧し、
800年近くにわたって行われた
レコンキスタ(イベリア半島におけるキリスト教国再征服活動)を
完成させた女王でもあります。
またコロンブスの新大陸発見を援助したことでも有名です。

アランフェス王宮南側 2012.6.2 by Poran111

その後1561年フェリペ2世の命により
王宮の建設が始まり、18世紀後半カルロス3世の時代に完成します。

アランフェス王宮北側 by Poran111

王宮は王家の春と秋の離宮として建てられましたので、
当初は宮廷関係者のみが春と秋に住み、
必要に応じて色々な商人が住みつくようになったそうです。

離宮とはいえ、中は大変豪華で、
テーマ別に沢山の部屋があります。
現在27の部屋が見学可能だそうですが、室内の撮影は禁止ですので
その雰囲気をお見せできないのが残念です。

特に印象に残ったのは
「磁器の間」で東洋趣味、中国趣味満載の部屋でした。
白い磁器タイルに植物、動物、人物、風景が描かれ、
四方の壁、天井まで埋め尽くされています。
中国風であって中国でない奇妙なものもありますが、
当時の東洋認識はそのようなものだったのだろうと思います。
私は感動するというよりあまりのゴテゴテに辟易しました・・・

王宮を出るとタホ川の流れを利用して作られた美しい人工の島に
フランス庭園が広がっていました。

アランフェス・・島の庭園 by Poran111


王宮のshopで
スプーンとタイルを買ってきました。
このタイルは他のタイルと違って随分厚みがあり、
どっしりとした感じが気に入りました。

アランフェスのタイル(王宮) by Poran111
アランフェスのタイル(王宮)・・・130mm角、厚み15mm

★「アランフェス協奏曲」について
Poranが詳しく書いていますので、どうぞご覧ください。


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