アランフェスの次はトレドに行きました。
トレドToledoは
マドリッドから南に約70Km、三方をタホ川に囲まれた街で、
中世の姿そのままが保存されています。
またエル・グレコはこの街に魅せられ、
後半生を過ごしました。
ローマ時代には一城塞都市だったトレドですが、
6世紀に西ゴート王国の首都となって大きく発展し、
1561年に首都がマドリッドに移るまで
政治・経済の重要な拠点として繁栄します。
トレド旧市街 2012.6.2・・・タホ川越しに眺める
711年にはイスラム教徒に征服されますが、
1085年アルフォンソ6世に再征服されました(レコンキスタ)。
しかし多くのイスラム教徒は
この地の経済を握っていたユダヤ教徒と共に
この地の経済を握っていたユダヤ教徒と共に
1492年に国外追放令が出るまでこの街に残りました。
そのためキリスト教、ユダヤ教、イスラム教の
3つの文化が影響しあい、融合した街となりました。
私達が訪れた時は翌週に聖木曜日?のお祭りを控え、
街全体がお祭りムードで様々な飾りつけがしてあり、
また土曜日ということもあって、
また土曜日ということもあって、
とても賑やかでした。
それぞれの通りには天幕のようなものが張り巡らされていました。
これはお祭りの間だけの飾りです。
トレドのカテドラルは
スペインのキリスト教首座大司教座であり、
スペイン・カトリックの総本山です。
1226年フェルナンド3世の命によって建設が始まり、
1493年に完成したフランス・ゴシック様式の大聖堂。
聖堂の中には彫刻、絵画など宗教芸術が数多く展示されていて、
優れた美術館としての価値も持っています。
また翌週のお祭りで街中を練り歩く像が飾ってありました。
カテドラルから歩いて5分くらいの所にある
サント・トメ教会には
エル・グレコの最高傑作といわれる
「オルガス伯の埋葬」という有名な絵があります。
街の篤志家であったオルガス伯爵の埋葬時、
聖アウグスティヌスと聖ステファノが地上に降りて来て
伯爵の遺骸を埋葬したという奇蹟が描かれ、
画面上部では
天国で伯爵の魂がキリストと聖母マリアに捧げられている場面が
描かれています。
旧市街見学の途中でガイドさんが、
スペインのお菓子マサパンを作っているという修道院に連れて行ってくれました。
修道院の横の入り口を入ると、小さな窓の向こうにシスターがいます。
欲しい品物を言って代金をガラス越しの小さな丸い台に乗せますと、
台の向こうにいるシスターが品物を台に乗せてくるりと回します。
台が180度回って私の所に品物が来るというわけです。
スペインはアーモンドを使ったお菓子が名産だそうで、
マサパンはアーモンドの粉とお砂糖を練り混ぜて焼いたものです。
アーモンドエッセンスの香り(杏仁豆腐のような)がとても強いので、
好みが分かれるかも知れません。
私達は冷蔵庫で冷やして頂きました。
charanさん
返信削除トレドのベルイイなあ~~
行ったこと無いけど・・・
行かれた方から~~トレドのマリア様頂きました。
何処もかしこも素晴らしいですね~~。
グレコの絵見たことのない絵だわ~~
巡礼で辿り着くのがこの教会ね?
ちちゃなお菓子も美味しかったでしょう!
素敵旅でしたね。
Kappaさん、
返信削除このベル、可愛いですよね・・。買う時はあまりそう思わないのですが、日本で見るとよい記念になったと思いました。
大きなカテドラルなので教会関係のお土産が沢山ありました。マリア様もいいでしょうね・・。
多分巡礼での最終地ではないと思います。三大聖地の一つサンティアゴ・デ・コンポステーラはスペイン北部ですので・・。トレドは他の巡礼地となっているかもしれませんね。
マサパンは香りが強いので、どうでしょう・・・Poranは美味しいと言ってました。私も不味いとは思いませんし、日本にはないタイプのお菓子なので「スペイン」って感じで頂きました(笑)