山側の町の景色を少し挟みながら
広い空き地のような被災地が延々と続きます。
ほとんどの瓦礫は片づけられ何か所かに積み上げられていました。
目印となる建物が無くなってしまったので、
その場所をよく知っている人でも道に迷うそうです。
ナビも正確ではありません。
車を走らせていると
広い空間の中にコンビニがぽつんと建っています。
簡単な作りのお店ですが、きっととても便利で喜ばれていると思います。
何件か新しく建てられた事業所もありました。
仕事が再開されているのかと思うと、嬉しくなります。
でも今思うと、それはそれぞれの地の断片的なもので、
今回のように北から南へ連続して見続けると
その被災の範囲の広さが実感できました。
何しろ広大なのです。
そしてこれが被災地の全てではないのです。
こんな広範囲に津波が襲ったのかと恐ろしくなります。
復興屋台村「気仙沼横丁」でいろいろな海産物を買ってきました。
南三陸町は海岸沿いは土を盛って嵩上げして
公園か事業所しか作れないようにしたそうです。
多くの民家や会社があり、
沢山の人々が生活していました。
家族や親しい人々、そして多くのものを失った方々の気持ちを思うと、
本当に言葉が見つかりません。
そしてどんなに大変な日々を過ごされたか、
そして今も過ごされているか・・・
私はその思いに寄り添って、
自分が出来る方法で支援し続けたいと思います。
今回見てきた地域はスピードの差こそあれ、復興に向かっています。
しかし福島では2年前の2011年3月11日で止まったままです。
これからもずっと
震災のこと、福島の原発事故のことは決して忘れてはいけないと
心から思いました。
5月3日から5日まで福島を訪問した片柳神父のブログに
現在の福島の様子が説明付きの写真で載っています。
フォト・ライブラリーカリタスジャパン原町ベース訪問・前半~浪江町
フォト・ライブラリー カリタスジャパン原町ベース訪問・後半~飯館村/南相馬
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