2011年4月25日月曜日

イースター・エッグとイースター・バニー

昨日24日はキリスト教のお祝いの日であるイースター(復活祭)でした。イースターは十字架で処刑されたイエス・キリストが三日後に復活したことを祝うお祭りです。
イースターにはイースター・エッグがつきものですが、私も可愛いイースター・エッグをもらいました。薄いブルーで彩色された卵に綺麗なレースのリボンとひまわりの造花が飾られています。家にあった飛騨高山の木版手染めのウサギと並べて見ましたが、どうでしょう・・・

image from www.flickr.com  イースター・エッグと木版手染め(飛騨高山)のウサギ

では何故、イースターに卵なのでしょう?
そこで今日はイースター・エッグとそれに関連してイースター・バニー(野ウサギ)について少し書いてみたいと思います。 

初期のキリスト教は各地に根付いている祭りや習慣、宗教を排斥せず、それらを取り入れながら布教したということですが、イースターもその一つのようです。(マリア信仰も同様です)
ヨーロッパ各地には昔から春の到来を祝うお祭りがあり、キリスト教が布教される前からあったゲルマン人の春祭りとキリスト教の復活祭が結びつきました。そして春と多産と再生の女神の名前オスタラ(エオストレ)が由来となってイースターと呼ばれるようになったそうです。
この女神オスタラは、冬季死んだように眠っていた森や草原に色とりどりの卵を隠し、大地から植物の芽を出させ若葉を繁らせました。卵は生命と創造のシンボルです。
また野ウサギは春先に子供をたくさん産むので、生命と創造を運んでくる動物とされ、聖なる野ウサギは女神オスタラのお伴をしていました。
それでキリスト教国では、イースター・バニー(野ウサギ)が運んできたとされる彩色されたイースター・エッグを家に飾ったり、子どもたちにはイースター・バニーが庭のあちこちに隠したとされる卵や卵の形をしたチョコレートを探すイベントがあるそうです。

下の写真は私が昔作った イースター・エッグとイースター・バニー (ステンドグラス)です。

image from www.flickr.com
 

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