2016年2月12日金曜日

キューバ旅行記 (6)トリニダー

シエンフエゴスでランチをとった後、
約81Km先のトリニダーに向かいます。

バスから見える景色は牧草地や点々と佇む簡素な住居、
牛や馬、ヤギたちです。

たまに集落があります


牧草地


やがてトリニダーの街に入りました。トリニダーは石畳の街でもあります。

風情がある石畳の道・・少々歩きにくいです


トリニダー Trinidad は16世紀に造られた街で、
近くにサトウキビのプランテーションができると
作物と奴隷売買の中心地となって繁栄し、
それは奴隷制度が廃止される19世紀中ごろまで続きました。

街の中心はマヨール広場で
かつてここでサトウキビの取引や奴隷の売買が行われたそうです。

マヨール広場と右に見えるサンティシマ教会 2016.1.26


マヨール広場の周囲の美しい建物は
18~19世紀に建てられたサトウキビ農園主らの住居です。
その贅を尽くした瀟洒な建物の多くは、今は博物館になっています。

マヨール広場周囲の建物


マヨール広場周囲の建物


マヨール広場



ロマンティコ博物館


マヨール広場の周囲には
昔のままの石畳に格子のはめられた窓、カラフルなペイントの家が広がります。


奥に見える塔は革命博物館


本当にトリニダーは時間が止まったような街です。
スペインの植民地時代が甦るようです。



トリニダーはファゴッティングという手芸品の名産地でもあり、
ブラウスやクロスなどが売っていました。
ファゴッティングとは
布から糸を1本1本間引いて模様を作っていくもので、
大変手間と時間のかかるものです。

ゆっくりそういうものを見てみたかったです。時間が無くて残念。



 あちこちにお店がありました


少し歩いて
「ラ・カンチャンチャラ」というお店でラ・カンチャンチャラを飲みました。

ラ・カンチャンチャラとは
サトウキビの蒸留酒でラム酒のようなお酒にハチミツとレモン、水を加えた爽やかなカクテルです。
ハチミツが濃厚なのでよく混ぜて飲みます。

私はもちろんアルコール抜きを。
この日は暑かったので、喉を潤すには丁度よいジュースとなりました。
美味しかったです。

お店の中の壁にあったロゴ~ラ・カンチャンチャラ


お店では賑やかな音楽を聴かせてくれます。
下の写真のテーブルに置いてある素焼きのような丸い器にラ・カンチャンチャラが入っています。

ラ・カンチャンチャラを飲みながら演奏を聴き、休憩しました


その後はまたバスに乗って今夜泊まるホテルに向かいます。

途中
ロス・インヘニオス渓谷に寄りました。

ロス・インヘニオス渓谷は
18世紀から19世紀かけての植民地時代に大規模なサトウキビ農園だったところです。
沢山の奴隷が働いていたそうです。

この渓谷はトリニダーと共に世界遺産に登録されています。
ロス・インヘニオス渓谷


そしてカリブ海のアンコンビーチに立つ
リゾートホテル「クラブ アミーゴ アンコン」に着きました。

このホテルは
オールインクルーシブ=all-inclusive で
宿泊料金に全ての食事代、アルコールを含む全ての飲み物、
ホテルが主催するアクティビティ、サービスなどが含まれています。

こういうリゾートでは長期滞在の方が多いでしょうから、
お店が開いている限りいつでもどこでも
気楽にフリーで飲食できるのは良いシステムだと思います。

チェックインの時、
各自腕に簡単にはずれないバンドをつけて貰い、
これが宿泊客の証明となります。

このバンドはチェックアウトの時、
ハサミで切って貰います。

私達の部屋はオーシャンビューの1階で
バルコニー付きのこじんまりした部屋です。

ホテル「クラブ アミーゴ アンコン」の部屋 2016.1.26


部屋からはビーチが見えます。

美しい景色・・・ホテルの部屋から


早速浜辺に出てみました。見渡す限り続く長いビーチです。

泳ぐ時間は終わっていて、係の人がビーチチェアを片付け始めていました


裸足で波打ち際を歩いてみましたが、泳げる水温でした。

海水も砂浜も綺麗です


落ちる夕日がとても綺麗でいつまでも見てしまいました。

カリブ海に沈む夕日


このトリニダーは私達の旅行では一番南となり、
これからはハバナに向かって北西に向かいます。
ハバナまでの間にある名所、リゾート地を巡りますが、
明日はサンタ・クララのチェ・ゲバラ記念霊廟に行きます。



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