2012年7月7日土曜日

スペイン旅行(8)コンスエグラConsuegra とコルドバCordoba

トレド見学の翌日は
ラ・マンチャ地方のコンスエグラConsuegraに行きました。

騎士道物語を読み過ぎて自分を騎士と思い込んだ主人公が
悪を成敗しようと遍歴の旅に出る物語「ドン・キホーテ」。
その物語の舞台の中心となるのが
マドリッド南部、荒涼たる大地が広がるラ・マンチャ地方です。

物語の背景となる町は幾つかありますが、
その中のコンスエグラの風車を見て来ました。
小高い丘に数基の風車とアラブの古城が建っています。
この丘からは360度コンスエグラの町、ラ・マンチャ地方の風景が見渡せます。

コンスエグラの風車 2012.6.3 by Poran111

丘から見下ろす風景は広大な赤い大地と緑のぶどう畑です。

コンスエグラ 風車から見た風景 by Poran111

コンスエグラはサフランの名産地で、良質のものが安いというので、
途中の売店で買ってきました。日本の何分の一かの値段です。


旅行の始まりのマドリッドからこのラ・マンチャ地方までが
「カスティーリャ・ラ・マンチャ地方」で、
コルドバからセビーリャまでは
「アンダルシア地方」となります。

コンスエグラの後は、
アンダルシア地方最初の訪問地コルドバCordobaに向かいました。

コルドバは紀元前のローマの植民地時代から
アンダルシアの中心地で、
現在はセビーリャ、マラガに次ぐアンダルシア第3の都市です。

コルドバのローマ橋  2012.6.3 by Poran111

コルドバは
8世紀にイスラム教徒に占領され、
後ウマイヤ朝が成立すると
ヨーロッパ、北アフリカのイスラム教国の中心として
大きく発展します。
929年に即位したアブド・アッラフマーン3世の時代に最盛期を迎え、
人口100万、モスクの数は300を超えていたと言います。

コルドバ メスキータの鐘楼 2012.6.3 by Poran111

この時代、コルドバにはイスラム教の伝来と共に、
古代ギリシャやローマの文献がアラビア語で伝えられ、
これを学ぼうとする人々がヨーロッパ各地から集まり、
モスクの中にはスペインで最初のマドラサ(学院)が設けられました。
やがてここで開花した多くの学問が11~13世紀にラテン語に翻訳され、
その結果、アリストテレスやプトレマイオスの業績が
ヨーロッパ世界に知られるようになりました。

コルドバ メスキータ内部 2012.6.3 by Poran111

メスキータとはスペイン語でモスク(イスラム教寺院)のことで、
785年後ウマイヤ朝を開いたアブド・アッラフマーン1世により
西ゴート王国の教会跡地に建設が始まりました。
その後3回にわたって拡張され、ついには25,000人を収容する大モスクが完成します。
天井をより高くするために2層式にしたアーチの赤白の模様は
白い石と赤レンガを組み合わせたものです。
このアーチや精密に彫り込まれた装飾に
モスクらしさが残っています。



メスキータ内部 by Poran111

1236年レコンキスタによりカトリック教徒はコルドバを再征服します。
その際、メスキータも改修され、
モスクの中央はよそから来た司教により
コルドバ市民や聖職者の反対を押し切って、カテドラルとなりました。
現場を見ずにカテドラルへの改修を許可したカルロス5世は、
完成後にこれを見て
「お前たちはどこにもないものを壊して、
どこにでもあるものを造った」
と言って嘆いたそうです。


メスキータは私にとって
とても印象深い建物で
イタリア、フランスで見た伝統的なカトリック教会とはかなり違う
イスラム文化とキリスト教文化の様式が混じり合った不思議な教会でした。



メスキータの北側に広がるユダヤ人街。
迷路のように入り組んだ細い道に
「花の小路」と呼ばれる美しい場所があります。
白い壁の両側に植木鉢がびっしり吊るされ、
赤やピンクの花が咲き乱れています。

コルドバ 花の小径 by Poran111

この時期、スペインでは
青く美しいジャカランダの花が咲いていました。

ジャカランダの花 by Poran111
ジャカランダの花・・・コルドバの街 2012.6.3


コルドバの家のタイル by Poran111


コルドバは銀細工の産地でもあります。
買う気もなく寄ったshopで可愛らしいギターの銀細工を発見。
もう、買わずにはいられません。
精巧に良くできています。
とても小さなもので縦約8㎝、横3㎝です。



ついでに皆が集まっているアクセサリー売り場へ。
ブローチやネックレスがほとんどだったので、
ぶら下がった形のピアスがあるかと訊ねたら、
2種類しかなく、
花の形のものより
サンダルの方が面白そうで買ってきました。
これも小さいもので、
耳から4㎝、幅1㎝しかありません。





2 件のコメント:

  1. charanさん
     花の小径すてきだわ~~
     Parisのロランの小道みたいね~
     ギターは此れブローチ?
     指輪??
     イヤリングも素敵・・・
     モスクはゴージャスそのものですね~~~。
     お勉強に成りましたでしょう!
     此れからの作品がたのしみで~~す。

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  2. Kappaさん、
    パリのロランには行ったことがないのですが、お洒落な小路なのでしょうね・・
    いつか行ってみたいです^^
    ギターは置物です。小さくて可愛いです。
    モスクは不思議な空間でしたね。とても勉強になりました。
    いつか作品に反映したいですね・・(*^。^*)

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