2016年7月15日金曜日

北スペイン・ポルトガル旅行記(8)ポルト Porto ① サン・ベント駅

6月10日、ギマランエスの後は
ツアー用のバスでポルトへ向かい、
17時30分頃にサン・ベント駅に着きました。

サン・ベント駅

この駅はポルト Port の中心に位置し、町の玄関口です。
20世紀の初めに修道院跡地に建てられたもので、
ホールの壁を飾るジョルジェ・コラソ作のアズレージョが有名です。


駅のホール全体がアズレージョです

アズレージョの題材は
エンリケ航海王子による北アフリカのセウタ攻略や
ジョアン1世のポルトガル入りなど
ポルトガルにまつわる歴史的な出来事です。

ジョアン1世のポルトガル入り・・・タイルに細かい絵が描かれています

ポルトガルでは釉薬をかけて焼いたタイルをアズレージョといい、
柄があっても無くても手作り品でも工業製品でもアズレージョです。

セウタ攻略時のエンリケ航海王子

その柄や色は時代によって変化しています。

アズレージョという言葉はアラビア語に由来し、
「つるりとした、磨かれた」などの形容詞が元だったようです。

イベリア半島(スペインとポルトガル)は
ヨーロッパでも装飾タイルの普及が早かった地域です。
それは8世紀からイスラム教徒の支配が始まり、
イスラムの影響が大きかったためです。



北アフリカでは古くから釉薬をかけたセラミックモザイクが作られており、
その技術が北アフリカのイスラム教徒の芸術家によってイベリア半島にもたらされました。
スペインのマラガ、セビーリャ、バレンシア、タラベラが
イベリア半島における生産拠点でした。

アズレージョはそのモザイクが発展したものと言えます。

15世紀前半から少量のアズレージョがポルトガルにも入ってきますが、
本格的にタイルをスペインから輸入するのは
15世紀終わり頃です。

約15㎝角のタイル1枚1枚に模様を描き焼きます
その後、組み合わせて1枚の大きな絵に仕上げます

16世紀に入り、
アラブ人によってスペインにもたらされた
「ムデハル様式」と呼ばれる幾何学模様などが特徴のタイルが
ポルトガルに大量に輸入され、
宮殿、教会、修道院などの壁に使われるようになりました。

その頃に「アズレージョ」という言葉もスペインから伝わりました。

多色のものもあります


駅を出た歩道にもアズレージョが・・・
タイル4枚で1つの図柄になっています


次回はポルト②です。
ガイア地区に行きます。
ポートワインについても書きたいと思っています。

アズレージョについては
これからも関連の場所で書いていきたいと思います。



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