2016年7月7日木曜日

北スペイン・ポルトガル旅行記(6)ヴィアナ・ド・カステロ Viana do Castelo

6月10日朝、サンチャゴ・デ・コンポステーラを出発して
ポルトガルに向かいました。

これからは
北ポルトガルから首都リズボンに向かって南下していきます。

スペインからポルトガルに入った瞬間
・・・走行中のバスから撮影したためかなりブレてしまいました
2016.6.10 午前10時24分



まず初めに、ポルトガル Portugal について

正式国名 ポルトガル共和国 Republica Portuguesa

政治体制 大統領を元首とする立憲共和制

面積 約91,985K㎡ 日本の約4分の1
人口 約1,037万人 日本の約12分の1 (2014年)

首都 リスボン Lisboa

公用語 ポルトガル語、ミランダ地方はミランダ語も公用語

宗教 カトリックが97%

ポルトガルの国旗

気候 地域差が大きく季節の変化も著しい
一般的に6月から9月までが乾期
大西洋側は緯度のわりに気温が低く、寒暖の差が少ない
中部は夏の気温が高く、南部は典型的な地中海性気候

世界遺産は文化遺産が12件、自然遺産が1件

主要産業はオリーブ、小麦、ワイン、コルク
オリーブオイルの生産高は世界第7位、ワインは世界10位
日本が輸入するコルクの2/3はポルトガル産

時差は日本より8時間遅れ、スペインより1時間遅れとなる

ユーラシア大陸西端に位置し
ヨーロッパで最初に航路で中国や日本など東アジアとの接触を持った国でもある



そんなポルトガルの最初の訪問地は北ポルトガルの
ヴィアナ・ド・カステロ Viana do Castelo です。

1253年にアフォンソ3世が町を建設し、
リマ川が大西洋に流れ込む河口に開けた所です。

私達は最初に
標高249mのサンタ・ルジア山の展望台に向かいました。

途中、嘆きの聖母が祀られているアゴニア教会 Igreja da Senhora da agonia が見えました。
毎年8月にはロマリア祭(嘆きの聖母祭)が行われ、
民族衣装で着飾った人々が町に溢れ、ポルトガル全土から巡礼者が集まります。

アゴニア教会

サンタ・ルジア山の上は公園になっており、
頂上にはネオ・ビザンチン様式のサンタ・ルジア教会 Igreja de Santa Luzia があります。
ミサ中でしたが、静かに中を見て来ました。

サンタ・ルジア教会

教会横にあるエレベーターで展望室に行きますと、
リマ川と大西洋、
そして「リマの女王」と呼ばれる美しいヴィアナ・ド・カステロの町が一望できます。

16世紀にはこの港から大海原に乗り出す者が多く、
大航海時代、町は船や船員の供給地として繁栄しました。
町に残る多くの文化遺産はこの大航海時代に建設されたものが多いそうです。

大西洋に注ぎ込むリマ川(右が大西洋)とヴィアナ・ド・カステロの町

ヴィアナ・ド・カステロは
現在、ポルトガル海軍のドックを持つことから主要産業は造船業であり、
またヴィーニョ・ヴェルデというワインの産地でもあります。


大西洋

次にサンタ・ルジア山を下りて旧市街に向かいました。

観光の中心となるレプブリカ広場 Pr. da Republicaに面しているカテドラル、
旧市庁舎、ミゼリコルディア教会などを見て回りました。
  
14世紀から15世紀にかけて建てられたバロック様式のカテドラル


16世紀に建てられたゴシック様式の旧市庁舎


ミゼリコルディア教会

ミゼリコルディア教会の前では自転車に乗った巡礼者が写真を撮っていました。

自転車でのサンチャゴ・デ・コンポステーラ巡礼
・・・ホタテ貝のマークが自転車の荷物についています


その後、町を散歩しながらランチの場所まで行きました。

この日6月10日は「ポルトガルの日」で祝日でした。
町は色とりどりの布で飾られていましたが、
その飾りが「ポルトガルの日」のためなのか、
この町の特別なお祭りのためなのか、結局分かりませんでした。

アズレージョを沢山見ましたが、剥がれている物も多いです
・・左端は全て、右端は半分剥がれています


アズレージョ風のテーブルクロスとナプキン・・・可愛いレストランです


旗のような飾りが町中に翻っていました 2016.6.10 14時13分


次回は
ヴィアナ・ド・カステロの町から1時間ほどの所にあるギマランイスに寄ってから
ポルトに向かいます。



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