6月8日レオンの大聖堂を出た後、
近くのサン・イシドロ教会 Basilica San Isidoro に行きました。
この教会はセビーリャの大司教イシドロに捧げられた教会で
1062年着工、12世紀中頃に完成しました。
レオンのサン・イシドロ教会 2016.6.8
サン・イシドロ教会の主祭壇
教会内部にある王家の霊廟では
12世紀に描かれたフレスコ画が大変素晴らしく、
天井や壁はイエスの福音や聖書の話、
カレンダーなどでいっぱいです。
カレンダーなどでいっぱいです。
フレスコ画の一部は
日に当たって剥げてしまったり退色した部分もありましたが、
大部分は綺麗に残っていました。
部屋の環境が良かったことや修復作業が功を奏しているようです。
写真撮影が禁止で残念でしたが、
付属のショップで天井画の一部を模したものを買ってきました。
「レオンの1年(12か月)」と名付けられたカレンダーで
実物のフレスコ画も同じように色鮮やかでした。
10月の豚は餌をたっぷり与えられ、
美味しそうに太った豚は11月に殺されています。
当時の生活ぶりが分かります。
天井画を模したお土産品「レオンの1年」
サン・イシドロ教会の後は
アストルガへ。
レオンからアストルガへ行く途中バスの中から巡礼者を何人も見ました
2016.6.8 午前11時52分
12時半ごろアストルガに到着。
アストルガ Astorga はレオンから西に50Kmほどの所に位置し、
サンチャゴ巡礼路上にある人口12,000人ほどの町です。
ここの大聖堂の隣にガウディ設計の司教館 Palacio Episcopal があります。
1889年建設を開始しましたが、
依頼した司教が亡くなり、次の司教とは意見が合わず、
ガウディ作としては未完のものとなりました。
現在は巡礼博物館として公開されています。
左の茶色い建物が大聖堂・・・右がガウディ設計の司教館
司教館を出たところで
ドイツから来た若い女性の巡礼者たちに会いました。
私達と一緒の記念撮影をお願いしたところ快く応じてくれました。
何人もの人たちとの撮影にもずっと笑顔でした。
巡礼者というと中年以降の人達を想い浮かべますが、
2015年のアンケートによると
巡礼者の職業別では学生は2番目に多いとのことです。
長いお休みがあるという事が理由の一つだと思いますが、
意外でした。
ドイツから来た若い女性の巡礼者たちと 2016.6.8
巡礼者の身分証明となるクレデンシャル(巡礼手帳)を
見せてもらいました。
宿泊施設に泊ると公式のスタンプが押され、
集めたスタンプが巡礼の証明となります。
巡礼証明書・・・スタンプが沢山押してあります
アストルガにも巡礼宿があちこちにあります。
フランスの巡礼宿は予約優先で1泊2,000円前後、
スペインの巡礼宿は先着順で基本無料で
寄付として400円くらいだそうです。
宿泊場所がなくても
警察や市役所を訪ねると
大抵なんとかなります。
アストルガの巡礼宿
この日の到着地サンチャゴ・デ・コンポステーラに行く途中
セブレイロ峠に寄りました。
この峠はサンチャゴ・デ・コンポステーラ到着前の最後の難所で標高1,300mあります。
疲れもたまっており、歩いたり自転車ではかなりきつい場所となります。
セブレイロ峠にある可愛い教会
セブレイロ峠から2時間ほどで
歓喜の丘(ゴゾの丘)に着きました。
小高い丘に思ったより大きな像が建っています。
2人の巡礼者がサンチャゴ・デ・コンポステーラを指さし、
遠くに見えるカテドラルを見て喜んだ様を表しています。
歓喜の丘(ゴゾの丘)に建つ巡礼者の像
次回はいよいよサンチャゴ・デ・コンポステーラです。
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