ここは漁師の守護聖人である聖ヴィクトールの遺骨を祀ってある寺院です。
その外観から、寺院であると共に外敵の襲来に備える要塞の機能も果たしていたことがわかります。
地下聖堂にはカタコンブ(地下の墓所)があり、紀元40年頃にサント・マリー・ド・ラ・メールに上陸したと伝えられるマグダラのマリアが眠っている、と言われていますが・・・。
毎年2月2日には祭礼が催され、ろうそくを灯して行列を組んだ人々が寺院まで歩きます。
その祭りの日には「ナヴェット」と呼ばれる小さな舟形をしたお菓子を食べますが、それはマグダラのマリアが乗ってきた船を表しているそうです。
マグダラのマリアはフランス語でマリー・マドレーヌといい、お菓子のマドレーヌはこの名に由来しています。
夜9時過ぎになってようやく薄暗くなったマルセイユ。夏のフランスの一日は長く、10時過ぎて暗くなり、12時を過ぎても賑やかです。
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