ニースのホテルは小さなバルコニー付きでしたので、朝食をここで食べました。昼間は洗濯物干場に変身。
7月16日はマティス美術館とシャガール美術館に行って来ました。
「ル・グラン・ツアー」という、観光に便利な所で停車する乗り降り自由のバスを利用しました。一人20ユーロ(当時約3460円)もしましたが・・・。
各停留所での乗降客が多いので、バスは定刻よりかなり遅れて来ましたが、2階はオープンになっているので景色がよく見えるし、日本語のイヤホンガイドがついているので便利でした。
マティス美術館でもシャガール美術館でも一緒になった中年のアメリカ人女性のグループがありましたが、その中のお一人が車椅子に乗っていました。
バスの乗降の際に運転手(いつも女性でした)にその旨を伝えると、1階の乗降口に車椅子用スロープが出てゆっくり乗降できました。
その様子を何度か見ましたが、運転手も乗客もとても自然で当たり前のことをしている風で感心しました。
マティス美術館(Musee Matisse)は、ローマ時代の街の中心であったシミエの丘にあり、17世紀の邸宅を改装したものです。
その周りを囲む広大な庭園はちょうど工事中でした。そのせいか、この日は入館料がタダでした。
マティスは1917年から1954年に84歳でこの世を去るまで、ニースにアトリエを構えていました。
全館改装、拡張された美術館にはマティスの絵画及びグアッシュ切り抜き絵68点をはじめ、デッサン・版画・彫刻・装丁本・写真など合計約680点もの作品が展示されています。またマティス自身が寄贈した装飾品や家具も公開されています。
館内は撮影禁止でしたので、下の写真4枚は入館時にもらったパンフレットに載っていたものです。
↑1953年作「花と果実」…グアッシュ(不透明水彩絵の具)で着色した紙を鋏で切り抜く手法で制作。
青空が見える吹き抜け階段から入る美術館入り口のホールに展示され、マティスらしいシンプルなデザイン、くっきりとした色合いで、明るいエントランスがいっそう華やかになります。
↑大ホール。「黄色いテーブルで読書する女」 と
ロカイユ(ロココ)様式の椅子と円卓。
↑これは買って来た絵葉書です。
ロザリオ礼拝堂は翌日行くことになっており、私のニースでの目的はこのロザリオ礼拝堂でした。
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