2008年8月14日木曜日

フランス・ロンドン旅行~アヴィニョン周辺(1)

7月11日は午後から半日のミニバン・ツアーに参加して、アヴィニョン周辺に行って来ました。フランス人の女性運転手が英語で案内してくれます。同乗者は、シンガポールから来た2歳の男の子とその両親、オーストラリアから来た女の子3人でした。
初めに行ったのはサン・レミ・ド・プロヴァンスです。ここの旧市街にはノストラダムスの生家やサド侯爵の館があります。




私たちが訪れたのは、旧市街から離れた所にあるゴッホが収容されていたという精神病院跡です。
4ユーロで入館できます。
ゴッホの病室も再現されていました。



1888年、35歳の時、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホはアルルにやって来ました。
若い頃のゴッホは度重なる転職、転居、失恋と悲惨な人生を送って来ましたが、1880年画家になる決心をし、6年後パリに移住した後、アルルにやって来ました。彼の絵はこの町で明るい色を得ます。
欲求に突き動かされるようにゴッホは、わずか15か月の間に200点以上に及ぶ作品を描きましたが、その後、精神を病んで、1890年37歳の時、自殺(?)してしまいます。残念ながら、これらの作品は1枚もアルルに残っていません。
この病院の周りには草原が広がり、南仏の明るい陽光が強く射していましたが、来訪者は私たちとわずかな来館者しかおらず、かえって寂しさを感じました。


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